「頑張ることをモットーにする人」が陥る3つの罠 89歳のシスターが伝える「不安を消すヒント」
他人の評価が幸せの基準になっていませんか
新型コロナウイルスの感染拡大以降、先行きがまったく見えない中、誰もが大きな不安と戦っています。「こんなときこそ頑張らなくては」と気を張っている人もたくさんいるでしょう。でも、頑張り続けた結果、心を擦り減らしてしまっていませんか?
これは40代女性のSさんから伺ったお話です。
「私たち夫婦には小さな子どもが2人いまして、すぐに家中が散らかります。毎日、掃除をしてばかりです。夫は『散らかったままでいいよ』と気にもしません。でも、近所に住んでいる姑が時々遊びにくるので、片付けないといけないのです。『子どもの面倒を見て、家事もしっかりできるいいお嫁さん』だと、お義母さんに思われたいのです」
Sさんの「『いい嫁』と人に思われたい」気持ちはよくわかります。そのおかげで家中がきれいなのもいいことです。
でも、Sさんは、お姑さんの評価がなければ「私は幸せだ」と感じられなくなってしまっています。このままでは、お姑さんの目をずっと気にして頑張り続けなければいけません。
Sさん自身が幸せだと思えるようになるためには、考え方を変えるだけでいいのです。「家はスッキリきれいにしておいたほうが家族も、お義母さんも、そして私自身も気持ちのいい時間を過ごせる。だから、きれいにしておこう」と。お姑さんからの評価に向いていた目を、自分や家族の幸せのほうへ向けるのです。
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