コーヒーの健康増進効果を満喫する「いれ方」 研究で多様な病気のリスクを減らすことが判明

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かつては体に悪いともいわれていた、コーヒー。近年ではさまざまな病気のリスクを減らす効果があるとされている(写真:ArtRacen/PIXTA)

アメリカ人は確かにコーヒーが大好きだ。昨年の春、新型コロナウイルスのパンデミックでニューヨークがロックダウン状態になったときですら、近所のテイクアウトのコーヒーを売る店はほぼすべて営業し続けていた。こんなにたくさんの人たちが、思い切って外に出てまで、お気に入りの店でいれたコーヒーでロックダウンの1日を始めようとしているのかと驚いたものだ。

パンデミック前はブルックリンからマンハッタンまで地下鉄に乗って気に入っているブレンドのコーヒー豆を買いに行っていたという高齢の友人は、配達してもらうよう手配していた。「その分の料金を払う価値は十分にあるわ」と、彼女は言った。

私はポッド式のコーヒーマシンを使っているので、昨年の夏、買い物に出ても比較的安全そうに思えた時期に好きなブレンドのコーヒーを1年分買いだめした(カフェポッドは今ではリサイクル可能なのがうれしい)。

コーヒー摂取は多様な病気のリスク減少につながる

私たちコーヒー愛好家にとっては喜ばしいことに、お気に入りのコーヒーを1杯飲む習慣を守るための苦労は、実際、私たちの健康を保つのに役立ったかもしれないのだ。

コーヒーと、その最も効果のある成分であるカフェインが健康に与える影響について評価した最新の研究結果は、まさにほっとさせてくれるものだ。コーヒーとカフェインの摂取はさまざまなタイプの病気のリスク減少につながるとされている。たとえば、パーキンソン病、心臓病、2型糖尿病、胆石、抑うつ、自殺、肝硬変、肝臓がん、メラノーマ、前立せんがんなど。

事実、世界中で行われた多くの研究が、1日、1杯8oz(約240ml)のコーヒーを4~5杯(またはカフェインを400mgほど)摂取することで死亡率が低下するという結果を示している。

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