「ゆったりした所作の人」が周囲の信頼を得るワケ ビジネスパーソンとしての品位が見られている
どんなときでも、「ゆったりした所作」を忘れずに
ご自分の立ち居振る舞いを意識していますか?
立ち居振る舞いや所作には、長年にわたり身についた癖があり、普段あまり意識することがないものです。何気ない日常の所作は、あなたが無意識のうちに、「あなたの人となり」を周りの人に印象づけています。落ち着きのない粗雑な振る舞いは、時に威圧感や嫌悪感を与えることもあり、ビジネスパーソンとしての感性と品位を疑われることになりかねません。
CA時代、皇室特別便である男性皇族の方をお世話させていただいたことがあります。その方の立ち居振る舞いがあまりにも美しいことに感銘を受けたことを今でも鮮明に覚えています。
所作の1つひとつが、丁寧でとても優雅なのです。食事をなさるときの所作、座る、歩く、話す、うなずくなどの何気ない所作が流れるように美しく、思わず見とれてしまうほど引きつけられました。
その方の周りだけ違う時間が流れているかのように、すべての所作が、「ゆったり」なのです。ゆったりというと、トロトロとした印象を持ってしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、ゆったりした動きのなかにもキレがあり、緩急のついた1つひとつの所作に「間」があるのです。所作がゆったりと美しいことは、安心感を与え、人を引きつけるということを改めて学びました。
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