リストラに初の減配、JTが迫られた「背水の選択」 たばこの巨人が"紙巻き依存"脱却へ舵を切った
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「打倒アイコス」、加熱式新商品に託すJTの命運
「『IQOS(アイコス)』と比べても商品の出来に自信はある」
JTの寺畠正道社長が、そう力を込める商品がある。今夏に発売する「Ploom X(プルーム・エックス)」だ。火を使わず、煙や灰の出ない加熱式たばこの新製品となる。
紙巻きたばこで世界シェア4位、日本国内ではシェア1位。そのJTが、加熱式たばこ市場で追い詰められている。>>記事はこちら
インタビュー/寺畠正道社長
「たばこ事業は評価も給与も海外と統一する」
JTは2021年2月に大胆な組織改革とリストラ策を発表した。
国内での3000人規模の人員削減に加え、JT本体が担ってきた国内たばこ事業と、子会社「JTインターナショナル(JTI)」が統括してきた海外のたばこ事業を統合する。これにより、2022年以降たばこ事業の本社機能はJTIがあるスイスに移転する。
JTの姿はどう変わるのか。寺畠社長に聞いた。>>記事はこちら
データ編/親子世代でこれだけ違う「喫煙事情」
国内の「紙巻きたばこ離れ」に歯止めが掛からない。
逆風が年々強まる中、JTの国内たばこ事業を担う単体従業員数は、複数回のリストラにより直近20年で半減。さらに同社は2021年2月、国内事業についてパートを含めた3000人規模の人員削減を行う方針を発表している。
健康志向の高まりや値上がりなどを背景に、禁煙者が増えていることは言うまでもない。一方で日頃たばこを吸う人の"喫煙事情"には、どんな変化が起きているのだろうか。>>記事はこちら
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