コロナ禍でデビュー「JO1」ファンはなぜ熱いのか リアルで触れ合えないからこそできること

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JO1は、企業とのコラボレーション施策も多数実施。国内大手企業のみならず、ルイ・ヴィトンやイヴ・サンローラン・ボーテなどの世界的高級ブランドとも手を組んでいる。

「大きな企業さんとのコラボについては、日本で長年やってきた吉本興業の力が大きいです。企業も、新人アイドルを広告起用する際には、最初は半信半疑だと思います。

JO1については10代20代の動画再生回数が多く、結果がすぐついてきました。それ以降も各社に積極的に起用していただいているのではないでしょうか。ありがたいですね」(ジャン氏)

ファンになった人たちの現在

実際に、JO1を応援するファンにも話を聞いた。「これまでの人生で、初めてオタクになりました」と語るのは、白岩瑠姫さんファンの高田さん(仮名・20代会社員女性)だ。

「私はもともと、『芸能人に会える』という発想がなかったので、コロナで現場がなくても耐性があるのかもしれません。ただ、CD発売のたびにヨントン(オンラインお話し会)に参加し、いつも何をお話ししようか考え抜いて質問しています。参加に必要なCDは、毎回20〜30枚買っていますね」(高田さん)

さまざまな男性アーティストがいる中で、なぜJO1のファンになったのか。

「K-POPでもジャニーズでもないし、不思議なんですよね。まだ歴史もないから、ファンコミュニティも細かなしきたりがないのも魅力。みんなで一から作り上げて応援していくのが楽しみなんです」(高田さん)

鶴房汐恩さんを推す長山さんの私物(写真:長山さん提供)

メインは10代20代のファンだが、「アイドルに興味を持ったことがなかったのに、急にJO1沼にハマりました」と語る30代もいる。オーディションの序盤で、鶴房汐恩さんに心を射抜かれたという長山さん(仮名・会社員女性)の生活は、JO1を中心に回っているのだという。

「JO1は毎日、何かしらの動きがあるんです。TV番組出演やインスタライブ、YouTube公開など、追っていると日々があっという間。地上波出演後には、番組チェックだけでなく『新規ファン、ちゃんと獲得できたかな?』と、SNSでメンバーの名前を検索して、初見の方の感想を眺めることも」(長山さん)

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