フィフィさんの2冊目の書籍は『日本人に知ってほしいイスラムのこと』という、日本人にイスラム文化を解説する本だった。
国際化が進む日本だが、イスラムに対する理解はあまり進んでいない。衣食住、文化、習慣、歴史など、さまざまな視点からわかりやすく解説している。
「私自身、イスラム教徒です。小学校の頃は給食で豚の献立がある日は食べられないので、自分の家からおかずを1品持っていっていましたね。
実際に今も、そういうことで悩まれている親御さんは多いと思います。会社にイスラムの方がいる、出張でイスラムの地域に行ったりする人に役立つ本が作れたなと、自負しています」
アグレッシブな活動を続けてこられたフィフィさんだが、コロナ禍が訪れてからはどのように過ごしているのだろうか?
「私はたとえ災難があっても、それをバネにしてなにかを得るという生き方がしたいんです。コロナでも、コロナだからこそできることがしたいと思っています」
「浅い知識で話してきたから、もっと深いところに行きたい」
「とにかく今までは芸能と育児で大変でした。勉強するにもヒマがなくて、情報番組でもSNSでも浅い知識で話しているという自覚がありました。今はとにかくもっと深いところにいきたいので、毎日さまざまなことを勉強しています。勉強はコロナ禍が収まっても続けていきたいと思っています。また書きたいテーマが見つかったら、書籍を書くかもしれません」
コロナ禍で仕事が不安定になったり、収入が減ったりすることに不安は感じないのだろうか?
「そもそも私はお金のために働かないほうなんです。明細を見たこともないです(笑)。むしろお金よりも、やりたいことをやれているというのが大事なんですよ。
お金や他人の心など、自分ではどうしようもないことでは悩まないほうがいいですよ。ずっと悩んで考えていたって解決しないですから。とにかく自分でできることをする。前に進んでいくしかないですからね!!」
フィフィさんはとてもエネルギッシュで、話しているだけでこちらも元気になってきた。
これからもさまざまなメディアで活躍してほしいと思った。
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