ひろみ様はまだお若く、幸いにも正規雇用で世の表街道を歩いて来られたので、世の中にはどれほど「ずるい男の人」がいるか、想像もつかないでしょう?
私はあなたのご相談文を拝読しまして、思い浮かんだ人が何人もいます(私は決して、裏街道を歩いたわけではありませんよ)。
「優しさ」は女性に養われる男の鉄則
私の知人で30代のとても快活で聡明で美人の恵子さん(仮名)は、上場されている某有名百貨店の正社員で持ち家にひとりで住んでいる人でしたが、50代のヒモオさんと結婚しました。
そして60代の私の友人・愛子さん(仮名)は同じ60代の夫君・ヒモゴロウさんと結婚歴40年です。あと2人、例を挙げたい人がいるのですが、ややこしくなりますので今日はお2人にしておきます。
2人の男性に共通するのは、とても女性に優しいのです。そして2人の男性とも生活費を妻に渡したことがありません。もっと共通しているのは2人の男性とも、妻の家を出ると行く先がなく、ホームレスになるのは目に見えていることです。
女性たちの言葉ですが、それぞれの男性が優しいのは、自分たちの関係を続けるための「唯一の所持品」だったわけで、それを女性たちが愛情と錯覚したのは若気の至りだったと言い切っておられることです。
恵子さんの夫・ヒモオさんは、恵子さんのお弁当まで毎日作ってくれたそうです。優しすぎる理想的な人と巡り会えたと、誰彼となく自慢していた恵子さんのそのような生活は2年ほど続きました。
あることがきっかけで恵子さんは、ヒモオさんは現場監督で、たまに出勤するだけでいいと言っていたのがウソで、稼ぎは前妻と3人の子供に送っているというのもウソで、妻子から家を追い出された風来坊であることを知りました。こういう人は死活問題ですから、ウソも見事です。
恵子さんは本気だった分、そのウソがショックで、親に買ってもらった家を売って引っ越し、彼とはきっぱり縁を切りました。
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