ホンダ「新型ヴェゼル」買うならどのグレード? ハイブリッドメインのランナップでどう選ぶか

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ヴェゼルのラゲージスペース(写真:ホンダ)

新型ヴェゼルのメーカーオプションは、「Honda CONNECTディスプレー+ETC2.0車載器」と「ワイヤレス充電器」のセットオプション(e:HEV PLaY以外に設定)と、「プレミアムオーディオ(10スピーカー)」と「マルチビューカメラシステム」のセットオプション(e:HEV Zとe:HEV PLaYのHonda CONNECTディスプレー装着車に設定)の2種類しか存在しない。

「Honda CONNECTディスプレー」とは、いわゆるメーカーオプションのナビゲーションシステムであり、新世代コネクティッドサービスを活用することで、スマホがクルマのキーになるデジタルキーや自動地図更新、リモート操作なども使用可能となるもの。

これは「e:HEV PLaY」以外にメーカーセットオプションとなっているもので、その価格は22万円。一応、社外ナビ用に「ナビ装着スペシャルパッケージ」も用意されているが、ディーラーオプションのオススメナビである「9インチ プレミアム インターナビ」を装着すると、合計で21万1043円となるから、ほとんど価格差はないと言える。

また、残価設定クレジットで購入する際、残価の算出は、“車両本体価格の〇〇%”という計算になるのだが、この車両本体価格にはメーカーオプションは含まれるがディーラーオプションは含まれない。そのため、残価設定クレジットで購入を検討しているのであれば、メーカーオプションを選んでおいたほうが得策ということになる。

「プレミアムオーディオ(10スピーカー)」と「マルチビューカメラシステム」のセットオプションは12万7600円高となるもので、音楽にこだわりのあるユーザーであれば検討したい装備と言えるが注意点がひとつ。それは、トランクスペースの壁面にサブウーファーが埋め込まれるため、トランクスペースの横方向の余裕がなくなってしまう点だ。

新型ヴェゼルのベストチョイスは?

クーペスタイルで荷室がそこまで広くないヴェゼルは、ゴルフバッグを収納する際、この壁面のくぼみを活用するのだが、プレミアムオーディオを選択することでこの部分が使えず、ゴルフバッグを横に収納することができなくなってしまうのである。もちろんリアシートを倒せば、問題なく収納できるのだが、リアシートをそのままにゴルフバッグを収納したいと考えるユーザーは注意したいポイントだ。

ゴルフバッグの積載イメージ(写真:ホンダ)

ということで、新型ヴェゼルを狙う際、スタイリッシュな見た目にひかれて価格を抑えたいなら「G」、充実装備で4WDが必要であれば「e:HEV Z 4WD」、新型ヴェゼルらしさを満喫したいのであれば「e:HEV PLaY」という選択肢が現実的ではないだろうか。納期がかかるゆえに、後から後悔しないためにも、しっかり吟味してベストな1台を選んでいただきたい。

小鮒 康一 フリー(ライ)ター

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こぶな こういち / Kouichi Kobuna

1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とするが、実は現行車へのチェックも欠かさない。また、中古車販売店に勤務していた経験も活かし、中古車系の媒体でも活動中。できればどこへでもクルマで行きたいタイプで、電車移動は苦手な部類。通称「フナタン」。

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