あなたにも出来る! 社労士合格体験記(第6回)--外国人の厚生年金についても押さえておこう
会社に辞表を提出するや否や、2004年4月に、台湾からかわいい珍客がうちにホームステイすることになりました。彼女のペンネームは哈日杏子(ハーリー・キョーコ)。
知る人ぞ知る、台湾で日本ブームを巻き起こした漫画家・エッセイストです。妻が仕事で知り合い、「日本に来たらいつでも泊めてあげるよ」と軽く言ったのがきっかけで、3日後にはわが家へ。約1カ月にわたり、「4人家族」の生活が始まりました。
元々、妻と義母は来客好きで、うちにはよく人が集まって食べたり飲んだりと、近所からはいつもにぎやかな家と思われていました。
近所のおばさんから「お宅はいつも大勢の人がいらっしゃるけど、宗教でもやっているんですか?」と尋ねられたこともあるほどです。そのせいか1人「家族」が増えても、違和感はありませんでした。
情報雑誌等のライターでもある杏子ちゃんは、日本のあらゆるものに興味があり、寸暇を惜しまず動き回ります。外国人観光旅行者の「ジャパン・レール・パス」を使って、7日間で南へ北へ。
「ゲゲゲの鬼太郎」ゆかりの鳥取県境港市に行ったら、今度は懐かしいおもちゃが展示されているおもちゃ博物館「レトロコレクション伊助」を訪ねて岩手県久慈市へ。返す刀で「ウルトラマンランド」の熊本県荒尾市へという行動力です。
料理も上手で、短時間で5品ほどを手際よく作り上げます。特にマーボー豆腐は、過去に食べたことのない味覚で、激辛で汗だくになるのに、後味はすっきり。ついつい食べ過ぎてしまい、たった1カ月で5キロも太ってしまいました。
ホームレスと太極拳
杏子ちゃんから、中国整体の先生を紹介されたのがきっかけで、私は太極拳を始めることになります。