キャンピングカー3つの最新トレンドを探る 充電、家具、テレワークが新たなキーワード

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ケイワークスのハイエース(筆者撮影)

ハイエースでは、4ナンバーの標準ボディをベースとし、本来3列目シートと荷室がある部分に、ノートPCなどが置ける引き出し式テーブル付き家具や、大人2名が座れるソファなどといったオフィス空間を配置する。また、もともと2列目シートがあった部分にもソファやテーブルを置き、オンラインミーティングや休憩などでくつろげる空間も演出する。加えて、ケイワークスが新開発した水平に屋根が上がる「エレベーター式ポップアップルーフ」も採用する。これにより、天井がとても高く、極めて開放感が高い室内を実現している。

オフィスとしても使い勝手のよいインテリア(筆者撮影)

ほかにも冷暖房エアコンや18Lのポータブル冷蔵庫といった家電製品も装備し、PCなどの電源が取れる100Vコンセントも2口を用意する。これらの電源には、大容量300Ahのリチウムイオン式サブバッテリーを搭載し、走行中やルーフに設置した300Wのソーラーパネルなどにより充電を可能とする。充実した電力確保により、作業中にエンジンを始動しなくても快適な作業ができるのも特徴だ。なお、ソファはベッドにもなるため車中泊もできる。乗車定員5名に対し、就寝人数は3名。車体価格(税込)は、展示車の仕様で775万5000円だ。

軽自動車をベースにしたワーケーションスタイル

N-VANの移動オフィス仕様(筆者撮影)

一方、N-VANの車内は、ハイエースのものよりコンパクトながら同様の引き出し式テーブル付き家具を装備し、ソファも1人掛け仕様を搭載する。ソファは、1人用のベッドにもできるため、車中泊にも対応する。また、リチウムイオン式の100Ahサブバッテリーやルーフに216Wソーラーパネルを搭載し、安定した電力供給を可能としている。

コンパクトな車内だが、十分なオフィススペースを確保する(筆者撮影)

軽自動車がベースのため、このモデルの場合はハイエースほどの車内スペースはない。だが、1人で気ままに出かけて、出先でワーケーションを楽しむといった用途であれば、十分に使える装備だ。なお、車体価格(税込)は、展示車の仕様で327万8000円だ。

以上、キャンピングカーにおける最新のトレンドについて紹介したが、いずれも新しい試みだけに、これらが市場にどのようなインパクトを与えるのかは未知数だ。だが、コロナ禍で激変する時代や激化する業界内の競争下において、いずれも他社にはないオリジナル性を持つ点が興味深い。今後もさまざまな新しいシステムや技術などが生まれてくることで、ユーザーの利便性や快適性などが向上することに期待したい。

平塚 直樹 ライター&エディター

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ひらつか なおき / Naoki Hiratsuka

1965年、福岡県生まれ。福岡大学法学部卒業。自動車系出版社3社を渡り歩き、バイク、自動車、バス釣りなどの専門雑誌やウェブメディアの編集者を経てフリーランスに。生粋の文系ながら、近年は自動運転や自動車部品、ITなど、テクノロジー分野の取材・執筆にも挑戦。ほかにも、キャンピングカーや福祉車両など、4輪・2輪の幅広い分野の記事を手掛ける。知らない事も「聞けば分かる」の精神で、一般人目線の「分かりやすい文章」を信条に日々奮闘中。バイクと猫好き。

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