キャンピングカー3つの最新トレンドを探る 充電、家具、テレワークが新たなキーワード

拡大
縮小
ナッツRVの新型フラッグシップモデル「ボーダーバンクス」(筆者撮影)

そんな課題を解消するために開発されたのが、ナッツRV(本社・福岡県)の「ハイパーエボリューション」という充電システムだ。同社の新型フラッグシップモデル「ボーダーバンクス」に搭載されている。

トヨタのマイクロバス「コースター」をベースにした当モデルは、シャーシや駆動系、エンジンなどのみ残し、運転席を含むキャビンをすべてオリジナルに架装したフルコン(フルコンバージョンの略)と呼ばれるタイプだ。ボディサイズは全長6255mm×全幅2230mm×全高3020mmで、欧米製キャンピングカーを凌ぐほどの迫力や高級感があるフォルムを持つ。ボディサイズは全長6255mm×全幅2230mm×全高3020mmで、欧米製キャンピングカーを凌ぐほどの迫力や高級感があるフォルムを持つ。

ボーダーバンクスのインテリア

また広い室内には、ロングソファも置けるリビング(タイプLの場合)や使い勝手が良好なキッチンなどを装備。後部の常設ベッドルームには1400mm×2020mmのダブルベッドを搭載するほか、前方上部にもバンクベッドと呼ばれる就寝スペースを持ち、1580mm×2020mmの広い空間を確保する。加えて、容量110Lの冷蔵庫や家庭用エアコン、電子レンジ、19インチ液晶テレビなどの家電製品も装備し、快適かつ上質な居住空間を演出している。乗車定員は6~7名乗車、就寝人数5~6名(グレードで異なる)。価格(税込)は、展示車の場合で1577万4000円だ。

ナッツRVのハイパーエボリューションとは?

搭載する新しい充電システムは、独自の技術を活用し、バッテリーへの急速充電を可能としたものだ。従来、同モデルには、「エボリューション」と名付けられた急速充電システムを採用していた。特徴は、昇圧充電を可能とする独自開発のインバーター充電方式などにより、エンジンがアイドリング状態のままでも、搭載する4つのサブバッテリーへの満充電を約4~5時間で可能にしたことだ。

ボーダーバンクスに搭載されている新しい充電システム「ハイパーエボリューション」の概要(筆者撮影)

新システムでは、それをベースに昇圧充電がより進化した新開発の急速充電ユニットを採用し、充電時間をさらに短縮することに成功した。アイドリング状態でも約3~4時間でサブバッテリー4個を満充電にすることができる。

サブバッテリーには、軽量で安全性が高いリン酸鉄リチウムイオンタイプを採用する。バッテリー本体のBMS(バッテリーマネジメントシステム)とシステムユニットの充電管理システムがダブルでバッテリー充電を制御することで、バッテリーの安全性や耐久性の向上も実現している。

次ページくつろぎの空間を狙い、家具メーカーとのコラボが増加
関連記事
トピックボードAD
自動車最前線の人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT