有吉弘行さん世代の「10歳差婚」実際の発生確率 全婚姻届の分析から判明した納得の結果
まず男性側の有吉さんですが、46歳ということで40代後半での初めての結婚となります。2019年に入籍し、結婚生活を開始したという要件を満たした初婚同士のカップルは33万9418組でしたが、そのうち40代後半の初婚男性の結婚は7553件で、初婚同士カップル全体の2.2%という結果です(図表1・グラフの45~49歳)。
言い換えると、お相手の女性の年齢を問わず、初めて結婚した男性の50人に1人、という発生確率となりました。つまり、有吉さんは成婚者に占める割合でみると、なんと50人に1人の快挙を「著名芸能人」として達成された、ということになります。
ちなみに40代後半以上の男性の初めての結婚は1万689件で、全体の3.1%にすぎません。
男女とも20代後半が結婚のピーク
次に女性側の夏目さんですが、36歳ということで30代後半での初めての結婚です。こちらは該当女性が3万671人となり、全体の9.0%です(図表2・グラフの35~39歳)。
男性よりも10歳若い分、初めて結婚した女性の10人に1人弱と少ないながらも発生確率が上昇しています。
グラフから明確に読み取れるのは、男女とも統計上の結婚適齢期(発生件数の偏り、ピーク)があるということです。
男性も女性も20代後半が想像以上に圧倒的な成婚件数のピークを示し、他の年齢ゾーンの追随を許していません。
よく30歳以降の男女で、20代で大変モテていた、またはそれなりの方と交際していたことを根拠に、「せめて同じ水準、またはよりいい人」との「そこそこの、または多くの」出会いがまだまだあるはず、と考える方がいるという話を結婚支援の現場の方から伺います。
しかしグラフを見れば、それが「自分が20代だったからこその、いい経験だったのかもしれない」ことが見てとれるのではないでしょうか。
自分が20代のときに駆け寄ってきてくれた男女は、20代後半に別のお相手と結婚している可能性も高い、ということをグラフは示しています。
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