近藤さんがなぜ自分を「猛獣」と表現したのか、その真相はわかりません。でも、日本社会は女性に「従順さ」「かわいらしさ」を求めることが多いのは事実です。そして近藤さんは、自らの考えを主張し、自分の道を自分で切り開いていくタイプ。もしかしたら、過去にまわりから引かれたり、揶揄されたことがあったのかも?と勝手な想像してしまいました。でも、女性とは従順で、かわいらしい存在であるべきという考えがあるとしたら、それは本人の特性を無視した失礼な決めつけです。
そして、家庭内の話でいえば、性格や資質の一部分について、パートナーに「短所」として責められ続けることがあります。そうすると、本人も「これが自分の短所なんだ」と思い込み、自分を責め続けてしまう。
でも、もしかしたら、その個性はほかの誰かにとっては「長所」かもしれないのです。相手の個性を「長所」として捉えられること、それこそが「相性がいい」という状態なのです。今回の取材ではそれを改めて認識することができました。
ちなみに、お二人に今後の目標や夢を聞いたところ、「このままでいい。今の生活が続くのが幸せ。健康でさえいれば。お金に関してはもう少し頑張らないといけないところはあるけど、基本的には今のままで」と口をそろえていました。
「今のままで幸せ」の重み
今回は近藤さんの離婚話から順に追って行ったこともあり、「今のままで幸せ」と言えるその言葉の重さをしみじみと感じたりもしました。
というわけで、今回学んだつかれない家族になるヒントは……
↓
パートナーにとっては欠点だからといって、
世界のすべての人にとってそれが欠点とは限らない。
もしかしたら長所と捉える人もいるかもしれない。
自分を追い込みすぎず、視野を広げてみよう。
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