身震いするほど速い「ダウントン・ミニ」の衝撃

革新を越えた革命といえるMINIクーパーの原点

(イラスト:溝呂木陽)
小さいのに存在感抜群な「MINI 1275クーパーS」。今でも人々を魅了し続けるその原点を振り返る。

ダウントン・ミニを知ってますか?

ミニの誕生は1959年。雑誌で初めて姿を見た時から強く惹かれた。日本の軽をちょっとだけ大きくした……そんなサイズながら、「存在感」は別格だった。

本記事はLEON.JPの提供記事です

4気筒エンジンを横置きして前輪を駆動することにも驚いた。ミニにはサイズを超えたインパクトがありオーラがあった。1956年のスエズ動乱が招いたオイルショック。そんな危機への対応から生み出された「極めて経済的な」4人乗り小型車……。

メーカーが時代の求めに応じたクルマを作るのは当然。だが、ミニの生みの親、アレック・イシゴニスが出した答えはすごかった。それは「革新」を超えた「革命!」だった。その革命は大衆に歓迎されるだけでは終わらない懐の深いものだった。ゆえに、「あるモデル」の登場を機に、世界中の幅広いクルマ愛好家にまで歓迎の輪……というより熱狂の輪は広がっていった。

ちなみに、幅広いとは、スポーツカー好きからロールスロイス愛好家まで……といった意味であり、「あるモデル」とはいうまでもなく「クーパー」の冠が付くモデルを指す。

「クーパー」は「ジョン・クーパー」の名を冠したもの。1959年と60年、F1コンストラクターズ・チャンピオンを獲得した「クーパー・カー・カンパニー」を率い、レースカーのエンジンを「ミッドシップ・マウント」するという革命を起こした人物だ。現在のミニでもっともホットなモデルである、「ジョン・クーパー・ワークス」の名の由来もここにある。

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