65歳定年後に元気な人とガックリくる人の大差 本当に必要な「人間関係」とコミュニケーション
コミュニケーションをうまく取れていない人は、孤独を甘んじて受け入れ、少しも幸せとはいえない生活を送ります。孤独な人は中年以降、健康の衰えが早くなり、脳の機能障害なども起こりやすく、孤独でない人に比べて長生きできないそうです。
また、「何かあっても頼れる人がいる」人ほど、記憶がはっきりしています。一方「パートナーはいても、まったく頼れない」と感じる人は、早期に障害が表れるといいます。
よい人間関係は、健康だけでなく、脳の機能も守ってくれるのでしょう。
メットライフ生命の「老後を変える全国47都道府県大調査」(2018年)によると、「老後に不安がない」という人の85%が「本音で話せる友人がいる」と答えています。
「老後に不安がある」という人のうち「本音で話せる友人がいる」と答えた人は75%でした。
また、老後の楽しみについての調査では、「友人あり」と答えた人のほうが「友人なし」と答えた人より、充実した老後を送れることが調査からわかりました。
ちなみに、アメリカのプリガム・ヤング大学のホルト・ランスタッドらの研究によれば、孤独を感じるピークは思春期と青年期で、超高齢期で再びピークが訪れるとしています。
孤独に関する病気のリスクは、65歳未満よりも65歳以上のほうが高いこともわかっています。そして最近の研究では、孤独はアルツハイマー病の前駆症状だという可能性も指摘されています。
定年後のプランは「長期的な視点」で考える
では、第2の人生は、どうやって歩いていけばいいでしょう。
定年後のプランって考えていますか。「趣味をしたいな」「旅行に行こうかな」「なかなか会えなかった友人に会いたいな」「習い事でも始めてみようか」など、漠然と思い描いている人が多いと思います。
ここ、要注意です。
定年退職後にやりたいことのアンケートで、必ずトップにあがるのが「旅行」です。
しかし、旅行に行くとしても、お金がかかります。趣味を優先するあまり、老後資金がなくなっては困ります。
「お金のプランニング」と「やりたいことのプランニング」を見比べ、バランスを取る必要があります。
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