堀江貴文「1億円で小型ジェット機に乗る理由」 時間が節約できて「元は取れる」という考え方
それも当然といえば当然だ。義務教育で「お金の本質」についてまったく教えていないのだから。学校や大人が子どもに植えつけてきたのは「嫌金思想」や「清貧思想」だ。「お金儲けのために働くのはよくない」「コツコツ貯金することが大切」といった歪んだ考えである。
もちろん「拝金主義」になれというつもりはないが、偏向した教育で育てられた日本人が高い金融リテラシーを身につけるのは難しいだろう。でも、できることはある。今から「学んだり」「学ばせたり」すればいいのだ。
「金融」や「数学」を学ぶ意味
だいぶ前のことだが、ある日、高級住宅街でエレベーターに乗ったら、外国人の子どもが3人乗ってきて英語で話しかけてきた。インターナショナルスクールで催される「花見祭り」のチケットを売っていたのだ。
興味はなかったが、あまりにも熱心に営業してくるので、250円のチケットをそれぞれの子から1枚ずつ、計3枚買ってしまった。お小遣い稼ぎなのかどうかはわからないが、似たようなエピソードを友人から聞いたこともある。
外国人は日本にいても、子どもに「稼ぐこと」を実体験で学ばせているのだ。雇われることを前提にした日本の教育とは大違いといえるだろう。僕は投資先のことを知るために、今でも知らない分野は徹底的に調べて「学ぶ」。
しかも「ゼロ高等学院」も立ちあげているので、「学ぶ」ことに関する質問を受けることも多い。そのなかでも多いのが「数学を勉強する意味はあるんですか?」といった質問だ。もちろん、大いに意味がある。
金融や科学技術は「数学」をベースに発展してきたので、その基本を知っていると「世の中の見え方」が変わり、解像度があがる。曇りガラス越しに見ていた景色が、一気に開けてクリアになるイメージだ。
いろいろなことを学ぶほど、あるタイミングで知識がつながって、「物事の本質」がわかるようになってくる。苦手な分野ほど知識が欠落しているので、疎かった人ほど「金融」や「数学」を学び直してみてほしい。
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