衆愚の時代 楡周平著

衆愚の時代 楡周平著

作家である著者が「世間の糾弾を浴びることを覚悟で」今の政治家や官僚、マスコミにしたり顔で登場する文化人、知識人などの偽善的言説を一刀両断する。

たとえば、昨今の労働環境についてテレビ番組などは、弱者や労働者の味方のふりをして、権力や企業を「派遣切り」「下請けいじめ」とたたく。その実、自分たちは番組制作のほとんどを制作会社に丸投げ状態。局員の高給を守るために、予算が減れば下請けに払う制作費を削るだけ。制作会社や現場のADなどは奴隷同然にこき使う。

とかくこの世は偽善がまかり通っているというわけである。善人を装わなければ公の場で発言できない現代社会への痛烈な批判。

新潮新書 714円

  

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