「水卜アナ」理想の上司に選ばれる好感度の秘訣 ZIP!総合司会抜擢、ありのままをさらけ出すすごみ
アナウンサーという職業柄、“もっと自己管理すべきだと思っているのに、食欲に負けてしまっている”という本音を、水卜アナはものすごく正直にさらけ出します。誰でも感じたことのあるような“身近な悩み”を、テレビに出ている有名人が“女子会ノリ”で話してくるわけです。親近感を持たないはずがありません。
これが「自己開示」の持つパワーです。自己開示とは、自分に関するプライベートな情報を相手に話すこと。とくに少し恥ずかしいと感じるくらいのことを正直に打ち明けると、「そんなことまで話してくれるなんて、自分に心を開いてくれているんだ」と相手は認識し、心の距離が縮まりやすくなります。
転んだアザまで自己開示
水卜アナの自己開示エピソードを、もうひとつ紹介しましょう。
2019年6月、女性芸人の頂点を決める「女芸人No.1決定戦 THE W 2019」の記者会見でのこと(決勝は同年12月に日テレ系で生放送されました)。MCでタッグを組むチュートリアルの徳井義実さんと2人で出席することになっていたのが、徳井さんが開始予定時刻に間に合わないというハプニングが発生。相方の到着まで時間を埋めるべく、水卜アナが急きょ“前説”を行うことになったのです。
水卜アナは、そこで「本邦初公開です」というネタを披露しました。それは「マンホールで滑りまして、ここにえげつないアザを作ってしまったんです」というもので、右ひざにできた痛々しいアザを披露。「転んだときはあんまり痛くないじゃないですか。“転んだことの恥ずかしさ”でその場を逃げ出したいということだけが頭いっぱいで、『私、全然今転んでないですからね』みたいな顔をしてバーっと立ち去って、次の日に普通に『スッキリ』に出ようとしてスカートをはいたら『何これ!?』って……」と、 “アザあるあるネタ”を明かしたのです。
さらに水卜アナは続けます。「どうしようと思って『スッキリ』にずっとロングスカートで出ていたんですけど、今日はさすがにちょっとドレッシーに決めようと、結婚式でいつも着ている一張羅の黒いワンピースを着たら、ひざが意外に出るスカートで、皆さまに『あいつはいったいどうしたんだ?』って思われる前に、先に発表しておこうかなと思いました」。
こうして流れるようなトークで場を盛り上げ、「本当に私の超絶しょうもない前説にお付き合いいただいて、ありがとうございました!」と謙虚にあいさつ。会見のピンチを救った水卜アナに、報道陣からは大きな拍手が沸き起こりました。(「水卜アナ、初公開の自虐ネタで会見ピンチ救う『えげつないアザが……』」、マイナビニュース、2019年6月19日配信より)
自分のすべてをネタにしてでも場をつなぐ。もはや芸人顔負けの自己開示力です。
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