「サントリー天然水」圧倒的に愛される納得の訳 30年で34倍、日本の飲料水市場は急拡大した

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山の渓流と南アルプス少女も印象的だったCM(写真:サントリー食品インターナショナル)

買って飲む「飲料水」の伸長ぶりを商品ブランドの数字でも紹介しよう。

2018年から「サントリー天然水」がトップに

2005年は15位、2010年は6位の「サントリー天然水」が、長年首位に君臨していたコーヒー飲料「ジョージア」(日本コカ・コーラ)に代わって首位となったのが2018年。表では「森の水だより&いろはす」(日本コカ・コーラ)も2010年からトップ10入りしている。

実は飲料市場は、2020年は新型コロナウイルスの影響で、市場全体で17億7700万ケース(対前年比93.4%)と落ち込んだ。

「大人も子どもも在宅時間が長くなった結果、家庭の水道水からつくる飲料との胃袋争奪戦もあり、最需要期の7月に2年続いた冷夏、外出自粛による飲食店の(市販品での)購買控えなどの複合要因で、伸び悩んだと思われます」(平岡氏)

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