プログラミング「コスパのいい」スクールの条件 スクールの初学者向け「独自教材」は重要でない

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スクールの価値はそこではなく、独学ではなかなか難しい「競争意識」や「モチベーション」を刺激して維持する仕組みを提供してくれること、「現役のWeb系エンジニアからの適切なアドバイス」を得られること、そして「Web系自社開発企業の選考が多少でも有利になること」にあります。

もちろんこれは筆者の個人的見解ではありますが、少なくとも

「集団学習の利点を生かせていない」

「スクールの卒業生が実務経験もないままメンターをやっている」

「Web系自社開発企業とのコネクションが弱い」

上記のようなスクールは、Web系エンジニアを目指すうえではあまり適切な選択にはならない可能性が高いので、この点は十分に注意しましょう。

「転職保証付」には気をつけろ

また、Web系エンジニアを目指す場合は転職保証付きの無料スクールも避けたほうが賢明です。Web系自社開発企業への転職は難易度が高いためそもそも保証は不可能なので、転職を保証されるとしても大抵はSES系企業になってしまいます。

また、そのスクールの転職サポートを使わずに転職した場合は結局料金を全額支払うということになり自由度が低いため、そういったスクールは最初から選択肢から外したほうが賢明でしょう。

無料スクール以外でも、「転職できなかった場合は全額返金」などの条件は、スクールを選ぶ際の判断基準から一切除外することが賢明です。

前述したようにWeb系自社開発企業への転職を保証することは不可能ですし、返金までの条件が受講者側に不利な内容になっているケースが大半なので、返金を得ることは非常に難しいと考えたほうがよいでしょう。

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