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家の掃除が追い風?「中古品」買取が増える訳 衣服や宝飾類、スマホなどニーズはさまざまだ

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  • 塚本 優 終活・葬送ジャーナリスト
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中古市場で堅調なのは、衣服や宝飾類だけではない。携帯やタブレットもコロナ禍で伸びている。

携帯市場(東京都千代田区)は、スマホや(iPadのようなタッチパネル式の)タブレットなど中古の端末を全国約400店舗の代理店や買取サイト、法人から買い取り、ECサイトでの一般消費者への販売と、代理店や法人への卸販売を行っている。小売りと卸の売上比率は、ほぼ半々だ。

同社の今期10カ月間(2020年5月~2021年2月)の売上高は、前年同期比23%増の9.6億円と堅調だ。同社の粟津浜一社長は、特にコンシューマー向けの低廉価格帯の中古のスマホやタブレット端末が大幅に伸びている要因を3つ挙げる。

子ども用の低価格タブレットが伸びる

1つは、2019年10月に電気通信事業法が改正され、携帯電話の通信料金と端末代金が完全分離されたことだ。それまでは、例えば、キャリアショップで新しい携帯を買う時には端末の割引があり、実質ゼロ円で買えた。それが禁止されたことで、より安い端末を求めるニーズが強まり、中古携帯がどんどん売れるようになったという。

2つ目の要因は、コロナの影響で子ども用の低廉価格の中古タブレットが売れたことだ。コロナによって、親が自宅で仕事をすることも増えてきた。さらに子どもたちも、休校で学校に行けなくなったり、学校が再開しても通常より早く自宅に帰ってくるようになった。

「子どもは親の仕事の邪魔になるので、“これで遊んでいなさい”と中古タブレットを与えることで需要が増えた」と粟津社長は分析する。

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【業界全体としての課題も】

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