キャンピングカーも実は「レンタカー」できる 「いきなり買うのは気が引ける」人にうってつけ

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保有台数も会社によってまちまちだが、総じて小規模である。1台しかないところもあれば、数台のところもある。車種も軽サイズからアメリカ製大型車まで多様だが、1社で幅広いランナップをそろえているところは少ない。

「行きたい場所で借りられるのはこの車」「この車を借りたいならこの会社」と、条件に合わせて選択することになる。

利用料金はどの会社で借りるか、どの車を借りるかによる。

平日と週末・祝日で料金が違うのはもちろん、GWや夏休みなどは「ハイシーズン料金」を設定している会社も多い。料金のしくみは普通車レンタルよりも少々複雑で、その点は旅行商品と同じである。一例をあげてみよう。

国産キャブコンの場合、平日なら3万円、週末だと4万円程度。これは普通車のミニバンのレンタルと大差ない。ただし、GWなどハイシーズンだと7万円近くなることもある。

上手な借り方はあるのだろうか。

あくまでも各会社によるが、午前(返却)料金や午後(貸出)料金、定休日料金などの割引を設定していることが多い。例えばこうした割引を使うと、金曜日の午後に借りだして金・土と2泊使っても、土日だけの一泊二日でも料金は変わらなかったりするのだ。

具体的には、

金曜日 「午後貸出割引」を利用して借りだし
土曜日 通常料金(1日分)
日曜日 「午前返却割引」で午前中に返却

金曜の夜から遊べる分、時間的余裕もできてお得。旅行日程と割引制度を上手にやりくりして賢く利用しよう。

借りる時の注意点

普通車なら、よほど変わった車でない限り、少し説明を受ければ何の問題もなく運転できるだろう。だが、キャンピングカーはそうもいかない。まず運転そのものよりも、聞いておかねばならない説明がたくさんあるのだ。

ベッドの展開方法は?様々な機器類の使い方は? しっかり聞いておかないと旅先で困ることになる。疑問点は出発前になるべく聞いておくことだ。

特にベッドは、夜になってハタと困る場合が多い。電話しようにも、レンタル会社はすでに閉まっている。出発前に説明を受けながら、一度は自分でやってみるのが賢明だ。

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