仕事のできない人はメールの文面に配慮がない 相手にわかりにくい言葉と誤字・脱字はご法度

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

忙しい中でビジネス文書をつくったり、メールやチャットでやり取りしていると、「書き終わった文章を見直すことなく、そのまま相手や他人に見せてしまう」ことも少なくありません。

推敲を怠った結果、重要な数字や人名が間違っていたり、論理展開が破綻していたりすることもあります。

文章術の書籍の多くが、推敲のポイントとして、

「時間を置いて読み直すこと」

を挙げていました。

メールやチャットのやり取りで、毎回、時間を置くのは難しいかもしれません。それでも可能な限り時間を置いて、客観的に見直すことで、文章の乱れを改善できます。

文章への配慮そのものが「相手への配慮」になる

・「わかりやすい言葉」を使う
・ 文章は必ず推敲する

という「2つの配慮」を紹介しました。

『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』(日経BP社)。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら

この2つは、文章の「書き手」が、「読み手」を強く意識して、「読み手」のために行う作業です。文章への配慮は、じつはそのまま、相手への配慮、相手への気づかい、相手へのやさしさでもあります。

ビジネスでの文章は、言葉の巧みさや美しさ、歯切れのよさよりも、「わかりやすさ」や「正確さ」が重要です。

オンラインのコミュニケーションが増え、相手の人となりを感じられる機会が減っている今だからこそ、わかりやすさや正確さを意識して作成された文章に、多くの人は「丁寧さ」や「親切さ」、「信頼感」を覚えるのではないでしょうか。

藤吉 豊 文道代表取締役

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

ふじよし ゆたか / Yutaka Fujiyoshi

有志4名による編集ユニット「クロロス」のメンバー。日本映画ペンクラブ会員。神奈川県相模原市出身。編集プロダクションにて、企業PR誌や一般誌、書籍の編集・ライティングに従事。編集プロダクション退社後、出版社にて、自動車専門誌2誌の編集長を歴任。2001年からフリーランスとなり、雑誌、PR誌の制作や、ビジネス書籍の企画・執筆・編集に携わる。文化人、経営者、アスリート、タレンドなど、インタビュー実績は2000人以上。2006年以降は、ビジネス書籍の編集協力に注力し、200冊以上の書籍のライティングに関わる。現在はライターとしての活動のほか、「書く楽しさを広める活動」「ライターを育てる活動」にも注力。(※「吉」の字は正しくはツチヨシ)

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事