あなたの言葉が人に響かないただひとつの理由

無理に誉め言葉をひねり出しても伝わらない

相手の欠点ばかり気になる、褒めどころがないなど、どう褒めていいかわからない場合、「究極の褒め方」の実践法を紹介します(写真:mits/PIXTA) 
「人を成長させるにはきちんと褒めること」と頭ではわかっていても、褒めるネタが尽きてしまうことがあります。人を褒めることは簡単そうに見えて、実はなかなか難しいものです。
2000件以上のクレーム対応を経験してきた人気クレームコンサルタントであり、『損する言い方 得する言い方』の著者である谷厚志さんは、年下でも部下でも褒めるときには相手をリスペクトする気持ちが大切だと言います。ここでは、“すぐに”“その場で”相手をうれしい気持ちにさせる「究極の褒め方」を紹介します。

相手の「欠点」を嘆く前にするべきこと

私が出演しているYouTube番組の人生相談コーナーで、婚活中の女性から「異性を一生好きでいられるか、自信がないので結婚できない」という悩み相談がありました。

自信が持てない最大の理由は、異性の嫌なところを知ると、どんどん点数が下がっていくためだそうです。参加した合コンで目の前にすてきな男性が現れても、お箸の持ち方がおかしいとか、話にオチがないとか、欠点を見つけて、相手に対する興味がどんどんなくなってしまうのだとか。

そのため、合コンに参加しても毎回、帰り道で「今日もいい出会いがなかった」と独り言を言って嘆いているようです。その番組に出演していたほかの女性たちも「わかります~」と共感のコメントをしていたので、婚活中の多くの女性が抱える共通した悩みなのかもしれません。

この女性の悩みでいちばん気になるのは、相手のことを“減点法”で見ているところです。つまり、欠点ばかりを見ているということです。

もし、婚活必勝法があるとすれば、相手の粗探しをするのではなく、よい部分を重視する“加点法”を心がけることだと思います。

例えば、「お箸の持ち方はよくないかもしれないけど、すごくおいしそうにご飯を食べる、元気な人」「話にオチはないけど、この場を盛り上げようと頑張ってくれている、やさしい人」といった感じでしょうか。

とくに、合コンという初対面の人との出会いの場では、どこを見るのかで、その時間の価値は大きく変わります。人のよいところだけを見るようにすると、よい出会いに気づき、その時間の価値が高まります。

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