北朝鮮の閲兵式はアメリカへのメッセージだ

新型ミサイル登場だが模型である可能性も

平壌の金日成広場で14日、党大会を記念して軍事パレードが行われた(写真・ロイター/KCNA)

核武力の高度化を目指す」

北朝鮮は2020年10月に朝鮮労働党創建75周年を記念して閲兵式を行ったが、それからわずか3カ月後の1月14日、再び閲兵式を行った。1月5日から12日まで第8回党大会が開催されていた。閲兵式は党大会の記念行事という位置づけだ。北朝鮮が党大会の記念行事として閲兵式を行うは今回が初めてだ。

閲兵式を行った理由について、北朝鮮国内向けに軍事力を誇示して安全保障に対する不安を払拭させる国内結束用のものという見方が支配的だ。

閲兵式は1月14日夕刻に平壌の金日成広場で行われたが、金正恩・委員長はロシア的な帽子やコートを身につけて臨み、祖父である故・金日成主席の在りし日の姿を思い起こさせる姿で演壇に登場した。

あえて閲兵式を行ったのは、アメリカに向けたメッセージとも見ることができる。党大会では金委員長が発表した「事業総括報告」で「核武力の高度化を目指す」と述べ、その計画の詳細を具体的に説明するなど、自国の軍事力を強調していた。また、「厳しい経済状況を克服するため国内の結束を強めるために軍事力を誇示した」とみる専門家は多い。

次ページ3カ月に2回の閲兵式は何のために行われたのか
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