「もう大丈夫です。この年齢だから、秀則さんのしつこさに耐えられる気もしています(笑)。両親は『やっと結婚するのか―!』と喜んでくれました。私に直接は言いませんでしたが、『結婚はしたほうがいいんじゃないかな』と周囲には漏らしていたようです」
すでに息の合った夫婦のよう
子どもを作らないことに関しては「別にいいよ」とすんなり同意した秀則さん。今後、2人の楽しい課題は新居への引っ越しだ。瑠璃子さんは東京に住み続けることにはこだわっていない。
「コロナの前から社内ミーティングはオンラインで出社義務はありませんでした。客先に出向くのは月に6回ぐらいです。九州などへの出張もあるので、都心にある勤務先へのアクセスを考慮する必要はありません。引っ越し代が高くなる3月までには家を探したいと思っています」
会社員でありながらも指名の顧客をがっちりつかんでいる秀則さんは関東地方へのこだわりすらない。段取り上手の瑠璃子さんに判断を任せて、自分がやれることはやるつもりだ。車の運転が得意なので、引っ越しや買い物で力を発揮するだろう。
「私はせっかちで、さっさと予定を決めて実行したいタイプです。秀則さんは私のペースでやらせてくれて、しかも私だけにやらせない人なので助かっています」
すでに息の合った夫婦のような役割分担をし始めている秀則さんと瑠璃子さん。どこにでも住めるならば、筆者がいる愛知県東三河地方に引っ越して来てほしいくらいだ。家賃は安いし有名なサーフスポットもある。
筆者は2人の「仲人」みたいなものなので、人も飲食店も病院も選りすぐって紹介するつもりだ。彼らの前途を心から祝福したい。
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