有能であることはもちろん重要ですが、そこを強調することに気を取られ、人間的な「魅力」や「温かみ」をアピールできていない人は多いように感じます。
でも、結局、本当の成功のカギとなるのは、「できる人」アピール力ではなく、何よりその「人たらし力」です。
「何を知っているのか」よりも「誰を知っているのか」が決め手になることは多々あります。「この人と一緒にいたい、働いてみたい、話してみたい」。そう思わせる力こそが「好感度」ということです。
では、この現代の最強の武器「好感度」はどのように手に入れることができるでしょうか。そのポイントは次の3つです。
「できる人は不愛想でいい」という幻想を捨てることです。不機嫌はそれだけで、「不愉快菌」を相手にばらまく行為と心得ましょう。
「俺スゴイ」より「あなたはスゴイ」と言える人が愛されます。自分アピールはそこそこにして、話すよりもじっくり聞くことが大切です。
上にへつらい、下に当たるのではなく、あくまでも誰に対しても分け隔てなく、フラットに接することです。相手から話しかけるのを待っているより、自分から挨拶することを心がけましょう。
今後のリーダー像は「人の気持ちを理解できる人」
「できる人」を演じ続けて、無駄にプライドだけを積み重ね、分厚い鎧を着こんでいった結果、リタイア後に、人間関係を構築できずに、孤独になっていく人たちは少なくありません。
ただの「いい人」「できる人」ではなく、「いい気分にさせてくれる人」「できた人」へ。自分の能力を振りかざし、強さを誇示することではなく、人の気持ちを理解し、時には自分の弱みを認める強さをもつ。
これこそが、ポストコロナ時代に求められる「話し方」「コミュニケーション」の真髄であり、それができる人が結局、仕事も人生もうまくいくのです。
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