頭の良さより「好感度」で人生が決まる納得理由 できる人の「人たらし力」を、一気に磨く3秘訣

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有能であることはもちろん重要ですが、そこを強調することに気を取られ、人間的な「魅力」や「温かみ」をアピールできていない人は多いように感じます。

でも、結局、本当の成功のカギとなるのは、「できる人」アピール力ではなく、何よりその「人たらし力」です。

「何を知っているのか」よりも「誰を知っているのか」が決め手になることは多々あります。「この人と一緒にいたい、働いてみたい、話してみたい」。そう思わせる力こそが「好感度」ということです。

では、この現代の最強の武器「好感度」はどのように手に入れることができるでしょうか。そのポイントは次の3つです。

【1】「ムッツリ」より「笑顔」

「できる人は不愛想でいい」という幻想を捨てることです。不機嫌はそれだけで、「不愉快菌」を相手にばらまく行為と心得ましょう。

【2】「自分主役」より「相手主役」

「俺スゴイ」より「あなたはスゴイ」と言える人が愛されます。自分アピールはそこそこにして、話すよりもじっくり聞くことが大切です。

【3】「ヒエラルキー」にとらわれない

上にへつらい、下に当たるのではなく、あくまでも誰に対しても分け隔てなく、フラットに接することです。相手から話しかけるのを待っているより、自分から挨拶することを心がけましょう。

今後のリーダー像は「人の気持ちを理解できる人」

「できる人」を演じ続けて、無駄にプライドだけを積み重ね、分厚い鎧を着こんでいった結果、リタイア後に、人間関係を構築できずに、孤独になっていく人たちは少なくありません。

ただの「いい人」「できる人」ではなく、「いい気分にさせてくれる人」「できた人」へ。自分の能力を振りかざし、強さを誇示することではなく、人の気持ちを理解し、時には自分の弱みを認める強さをもつ

これこそが、ポストコロナ時代に求められる「話し方」「コミュニケーション」の真髄であり、それができる人が結局、仕事も人生もうまくいくのです。

岡本 純子 コミュニケーション戦略研究家・コミュ力伝道師

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おかもと じゅんこ / Junko Okamoto

「伝説の家庭教師」と呼ばれるエグゼクティブ・スピーチコーチ&コミュニケーション・ストラテジスト。株式会社グローコム代表取締役社長。早稲田大学政経学部卒業。英ケンブリッジ大学国際関係学修士。米MIT比較メディア学元客員研究員。日本を代表する大企業や外資系のリーダー、官僚・政治家など、「トップエリートを対象としたプレゼン・スピーチ等のプライベートコーチング」に携わる。その「劇的な話し方の改善ぶり」と実績から「伝説の家庭教師」と呼ばれる。2022年、次世代リーダーのコミュ力養成を目的とした「世界最高の話し方の学校」を開校。その飛躍的な効果が話題を呼び、早くも「行列のできる学校」となっている。

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