ギネスも認定「世界一重いビル」はどこにあるか 世界の「すごい話」~欧州・米州・オセアニア編~

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着陸時、ビーチを超低空飛行で通過するこの空港があるのはどこ?(写真:RomanTiraspolsky/iStock)
どんなに小さな国や地域にも、ナンバーワンやオンリーワンがある!
世界197カ国46地域の「すごい話」(すご!ペディア)で世界を楽しく学べる『世界すご!ペディア:197の国&46の地域を楽しく知る事典』より、一部を抜粋しお届けします。

デンマーク王のあだ名がなぜ最新技術に!?

デンマーク王国
首都:コペンハーゲン 面積:4.3万㎢(九州地方程度) 人口:577万人 公用語:デンマーク語

人気のゲーム機、ニンテンドースイッチはケーブルのないコントローラーで操作することができる。これにはブルートゥースとよばれる無線通信技術が使われている。

『世界すご!ペディア』より

その名の由来は、10世紀のデンマーク王、ハーラル。多くの部族に分かれていたデンマークをはじめて統一した人物だが、その物語を読んだ開発者が、ハーラルのあだ名である「青歯」(Bluetooth)からとったのだ。
技術の規格が統一でないと、機種などのちがいで使えなくなる。開発者は、それを1つにしてこそ便利になるという意味をこめたのだ。

まるで『ハリー・ポッター』の世界!首都リガの街並み

ラトビア共和国
首都:リガ 面積:6.5万㎢(東北地方よりやや狭い) 人口:191万人 公用語:ラトビア語

この国とリトアニア、エストニアは人口を足しても1000万人にみたない小国で、あわせて「バルト三国」ともよばれる。

『世界すご!ペディア』より

バルト海に面した首都のリガは中世の時代、中継貿易でさかえた港町。ここには当時の街並みがそのまま残ったような旧市街とよばれる場所があり、街全体が世界文化遺産に指定されている。

街を歩けばまるで映画『ハリー・ポッター』の世界のようで、魔法使いが住んでいそうな古い建物だらけ。その美しさから「バルト海の真珠」とも形容されるほどだ。

ギネス世界記録に登録された「世界一重い」ビルとは!?

ルーマニア
首都:ブカレスト 面積:23.8万㎢(本州よりやや広い) 人口:1937万人 公用語:ルーマニア語

世界じゅうのさまざまな世界一を認定しているイギリスの「ギネス世界記録」に、世界一重いビルとして登録されたのが首都ブカレストの国会議事堂だ。

『世界すご!ペディア』より

高さは地上10階建てとそれほどでもないが、広大な建物で内部には3000を超える部屋がある。社会主義国時代の最高権力者で、1989年の革命で銃殺されたチャウシェスク大統領が建設し、「国民の館」と命名したものだ。

70万トンもの鉄骨に総使用量100万㎥におよぶ大理石、3500トンのクリスタルガラスなどが使用されたという。

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