ローソン、ドラッグストア機能拡充に本腰

5年前のマツキヨとの業務提携はどうなった?

昨年10月に改装した湯島駅前店。売上げが如実に増えた。

ローソンがドラッグストア機能の拡充に本腰を入れだした。日用品や化粧品、医薬品を中心に、通常のコンビニより品数を拡充した新型店を、今後3年で約500店に増やす計画だ。

 出入り口に「くすり・化粧品・日用雑貨」との看板が掲げられた湯島駅前店(東京都・文京区)。店内にはおにぎりや飲み物といった通常の品々のほかに、シャンプーやワックスなどのヘアケア用品、ブランド品を中心とした化粧品、洗剤や歯みがき粉などの日用品もそろう。医薬品コーナーもあり、薬剤師と直接話せるテレビ電話も設置されている。

 この店舗はもともと通常のコンビニだったが、ドラッグストア機能の拡充に向け、2013年10月に改装した。すると、1日の平均売上高が以前に比べて5割ほど上がったという。首都圏で湯島駅前店を含む5店で同様の改装を行い、おおむねよい結果が得られたため、新型店の拡大に踏み切った。

増えなかった一体型店

新型店の品目数は5000点ほど。ローソンの場合、通常のコンビニに比べて6割近く商品数が増える。日用品などはナショナルブランドが中心で、値段も「一般のドラッグストア並みか、それ以下にし、競争力が出るようにする」(ローソン広報部)という。

ただ、ローソンにとってドラッグストア機能の強化は今に始まったことではない。2009年にはマツモトキヨシホールディングスと業務提携し、コンビニとドラッグストアの一体型店舗の運営に乗り出した。当初は共同で合弁会社を設立し、一体型店舗を3年で100店出す計画も打ち出していた。

ところが、合弁会社は設立されることなく、100店を目指した一体型店舗も現在はたった3店にとどまる。今後の出店計画も未定だ。「正直に言えば、うまくいかなかったというしかない」とローソン関係者も認める。

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