と言いながら、映画のタイトルを見ると、
となっているではないですか。「Mugen Trainってなんだよー」と思わず叫びそうになる筆者。ちなみにコミックでは55話のタイトルが「無限夢列車」で、英語版では
と訳されているんです。infiniteは「無限の」という意味なので、直訳すると「無限の夢の列車」となります。映画のタイトルは「無限夢列車」ではなく「無限列車」に変更になったので、dreamは入れずにInfinity Trainあたりの訳でよかったのでは?
infinityは名詞なので「無限」という意味で、まさに「無限列車」という感じの訳になるはず。もしくは、英語ではTrain of Infinite Dreamsをそのまま採用してもよかったかも。そのほうが、タイトルが表す内容が明確に伝わります。
Demon Slayer the Movie: Train of Infinite Dreams (案2:劇場版「鬼滅の刃」無限列車編)
これ、あえて訳さずにmugenと日本語のままにしたのは何か理由があるのでしょうか。ほとんどの英語話者には意味不明な単語なのに! この部分には、日本語ならではのニュアンスとかは別にないと思うんだけどなぁ……。
英語にはmugenという音の単語はないので、これは固有名詞みたいに聞こえると思います。「無限」という意味は伝わらずに、「ムゲン」という音の響きを持った名前の列車という感じ。あ! でも、列車の名前自体が確かに「無限」でしたね(笑)。列車の先頭に「無限」と書かれていますもんね。新幹線の「のぞみ」と同じ感じ? でも…… Mugen Trainでいけるなら、もはやタイトルもOni Slayerでいい気がしてきました。いや、むしろそっちこそ世界観を保ってほしい!
秀逸な訳
予告編では、十二鬼月の下弦の壱である魘夢(えんむ)が「落ちていく……落ちていく……夢の中へ」と話しているシーンが使われているのですが、この部分は英語で
You’re falling… (オフィシャル訳:落ちていく)
Into a dream. (オフィシャル訳:夢の中へ)
といい感じに訳がついていました。
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