シンプルにincredible(信じられないような)や、unbelievable(信じられないような)という単語を使って、ちょっとため気味にIn-c-redible! とかUn-be-lievable!と言ったりするのもいいのではないかと思います。This can’t be happening!(こんなことが起きているなんてありえない!)でもいいかもしれませんね。
柱として不甲斐なし!! 穴があったら入りたい
予告編には出ていないのですが、同じシーンの煉獄さんのセリフ「柱として不甲斐なし!! 穴があったら入りたい」という部分は、本編でどんな訳になるのか気になります。英語版コミックでは
If there were a hole, I’d hide in it!! (コミックオフィシャル訳:穴があったら入りたい!!)
となっています。Some ~ 〔主語〕+〔動詞〕.という構文を使っているのは、もうまさに秀逸! これは皮肉っぽい言い方で、直訳すると「〔主語〕は大した~だよ」、つまり「〔主語〕はとんでもない(ひどい)~だ」という表現なのです。煉獄さんが自分のことを「俺は大した柱だ(ひどい柱だ)」と皮肉っぽく言っている感じです。筆者は、この訳は日本語の「不甲斐なし!!」と言っている感じにピッタリだと思いました。
次の「穴があったら入りたい」は、日本語の表現をそのまま訳してIf there were a hole, I’d hide in it!!(もしも穴があったら、そこに隠れるのだけれど)と訳しているのですが、英語にはI wish the earth would just swallow me up. (地面が自分のことを飲みこんでしまってくれたらいいのに)という表現があります。これも「恥ずかしくて消えてしまいたい」という意味で、日本語の表現と近いので、個人的には映画ではこちらを使ってほしいですね。
気になるセリフが、どんなふうに訳されていくのかと考えていると、英語版の映画Mugen Trainも見たくて仕方がありません。でも、それって公開中に海外に行って見ないかぎりは、英語版のディスクが発売されるまでおあずけってことですよね……。待ち遠しい!
ぜひ皆さんも一緒に、鬼滅を英語でも楽しんでみませんか。
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