壇蜜「どんな仕事もNGを出さずに受け続けた」 どの依頼も手を抜いてはいけないという意識

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

「ラブホでの撮影かぁ」「ギャラが安いのかぁ」とテンションを下げることなく、どんな仕事も淡々とやっていました。確かにその仕事だけで考えると美味しくないのです。

でも時として「好評だったので、あなたでシリーズ化したい」とか、ラブホで映像を観たという大手出版社の編集者から「うちの雑誌のグラビアに出ませんか?」みたいなことがあったり……。誰が見ているかわからないのだから、どんな仕事も手を抜いてはいけないのだなという学びがありました。

自分を取り戻すために昔馴染みの場所に

『三十路女は分が悪い』(中央公論新社)書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

そうこうしているうちに30代に突入し、31歳になった年にテレビ番組「サンデージャポン」から依頼が来て出演したのを機に、突如として忙しくなりました。ちょっとビックリするような勢いで知名度も高まったかもしれません。

でも誰を信じていいのか、自分がどこに向かっているのかがわからないまま走り続けるというのは怖いことで、私はどうなってしまうのだろうかと猛烈な不安に襲われることも。

そんな時は用もないのに行きつけの西友ストアへ行って「生活用品コーナー」をグルグル。きっと昔から馴染みのある場所で過ごすことによって自分を取り戻そうとしていたのでしょう。

壇 蜜 タレント

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

だん みつ / Danmitsu

1980年12月生まれ。昭和女子大学卒業後、多くの職業を経験。調理師、日本舞踊師範など多数の免許・資格を持つ。2010年に29歳の新人グラビアアイドルとして注目を集める。映画やテレビなど活躍の場を広げ、『結婚してみることにした。壇蜜ダイアリー2』『はんぶんのユウジと』『壇蜜歳時記』『死とエロスの旅』など著書多数。猫と熱帯魚を飼っている。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事