GAFAの部長が20代で気づいた「完璧主義のワナ」 仕事を自分の手元に持ちすぎてはいけない
Nさん「ははは、まあそんなに攻めなくてもいいけど、『自分がファシリテーションをする会議の課題は何か、どの部門の誰に何をお願いしたら、それを解決できるのか』を考えること、そのために課題をちゃんと部門別に依頼できるように要素分解しておいて、適切な人を会議に召集するくらいのところまでは考えておいたほうがいいね」
会議の決め手は「事前の段取り」
Nさん「ファシリテーターは『自分なりの結論を持っておかないといけない』と言ったけど、当然、議論が進んでくると知らないことも出てくるよね。ファシリテーターは全部を知らなくて当たり前だから、そういうときは詳しく知ってる適切な人に話を振ってあげればいいからね。
もちろん、そのためには詳しい人がその会議の場にいないといけないけど、そんな話になるだろうと見越して、先に声をかけて参加してもらっておくのも、事前ファシリテーションのうちということだね。残念ながら詳しい人が参加していない場合は、『あとで調べましょう』と言って宿題にしてしまうか、強引にでもその場で電話かけて来てもらうしかないね。そして、『誰が、何を、いつまでに』を明確にしながら会議を進めていくんだよ」
僕「ファシリテーションスキルって、会議を華麗に仕切るスキルだと思っていましたけど、実際は会議の事前の準備が結構な割合を占める段取りスキルみたいな感じがしますね。でも仕事って、そもそもそういうものなのかもしれないですね」
Nさん「そうそう、『会議を結論まで導くぞ』という強い意志を持ちながら、『自分ひとりですべてを解決しなくてもいい』というユルさも持ちつつ、裏で段取りもして、時には多少の強引さを持ちながら会議を進めていくこと。それがファシリテーションのコツかな」
僕「てんこ盛りすぎます!」
今回はNさんが教えてくれた、「完璧さよりスピード重視」と「ファシリテーションのコツ」というスムーズに仕事を進めていくために必要な2つのエピソードをご紹介しました。これらのエピソードが、少しでも皆さんのお仕事の中での気づきにつながれば幸いです。
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