沖縄で進む「LGBT理解」、仕掛け人が貫く信念 主導する2人のホテル経営者の思いとは

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沖縄で毎年開かれているLGBTのイベント「ピンクドット」。写真は2018年開催時(筆者撮影)

LGBTなどセクシュアルマイノリティーの人たちを含む、すべての人が自分らしく生きやすい社会を目指すイベント「ピンクドット」が、今年も11月28日に沖縄で開催された。

2013年から毎年、那覇市の国際通りで行われており、例年は会場がピンクに包まれる。だが、8回目となる今年は新型コロナウイルスへの感染防止のため、オンラインで「沖縄のLGBTQ制度 いまとこれから」と題し、パネルディスカッションなどを行った。

ピンクドットは2009年にシンガポールで始まり、アメリカやカナダ、香港など世界に広がっている。日本では3000人が集まるイベントになった。

イベント主催団体を今年3月に法人化

実はこのイベントの運営を担う主催団体、一般社団法人ピンクドット沖縄を率いているのは、沖縄県内の2人のホテル経営者だ。

今年3月に法人化し、代表理事にホテルパームロイヤルNAHA(那覇市)総支配人の高倉直久氏が就任。副代表理事には九州・沖縄でホテルや旅館を展開するKPGホテル&リゾートの取締役社長兼COOの田中正男氏が就いた。名誉顧問として、日本のLGBTムーブメントを牽引してきたゲイの南定四郎氏、文化人類学者でゲイの砂川秀樹氏の2人がサポートする。

ピンクドット沖縄の行動指針は教育環境の整備などのほか、「(LGBT)当事者が安心して訪れることができる観光地を目指し観光従事者への研修などを実施。年に1度イベントを企画しLGBT市場の活性化とアライ(賛同者、理解者)の輪を広げる」としている。

ホテル経営者がLGBTのイベントを主導する背景には、社会貢献はもちろんのこと、新型コロナウイルス感染症で観光業が大打撃を受ける中、アフターコロナを見据えた青写真も垣間見える。

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