東洋経済オンラインとは
ビジネス

三宅占二・キリンホールディングス次期社長--世界の強豪と戦うにはまだまだちっぽけだ

6分で読める
2/4 PAGES


--それなのに、なぜ破談に。

新しい統合会社は上場会社としての独立性と透明性を担保する必要があった。サントリーの経営が透明じゃないと言っているのではなくて、そのやり方に対する両トップの考え方の溝が埋まらなかった。

--相手側の大きな比率を持った特定株主の存在は、どう考えても交渉前から統合のネックになると予想できたと思いますが……。

確かに存在は了解していたし、そういう上場会社も海外にはある。ただ、そこに対して特定の配慮なり何なりというものが必要になるとすると、透明性、独立性という観点から見て、上場会社としてはいかがなものかと考えた。

■課題はアジア事業構築 国内は利益拡大に注力

--今回の一件から得た教訓は。

テクニカルな教訓は多々あるが、いちばん大きいのは、ほぼ土俵の重なっているライバル同士が経営統合し、その先の国内外の成長戦略を一緒に描くことができる競争環境や経済環境になってきたということだ。

--その教訓をテコに今後もM&Aを積極的に進めていく、と。

いろいろ書かれているが、M&Aは一つの手段であって、初めにありきではない。今回の話がなくなったからと、次のM&A先を探すという発想は一切ない。われわれはいくつかのオプションを持っていて、サントリーはその一つだった。

15年までの長期計画や今年を初年度とする中期経営計画は、そもそもキリン単独で考えていたもの。白紙になったからといって、方向性を見失うことはない。

3/4 PAGES
4/4 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象