バイデン勝利にセレブが涙を流して共感した訳

分断から調和へ「感動の嵐」はさらに続くか

アメリカ大統領選挙でバイデン氏が勝利し、歓喜に沸く人々(写真:筆者提供)

「本当に言葉も出ないわ。本当に素晴らしい、特別な日よ。多くの人々がずっと恐怖や攻撃的な感情の中にいることを感じていたと思うけど、もう全部終わったの。人々の声が届いたのよ」

レディー・ガガはバイデン氏の勝利を確信すると、涙でアイメークがボロボロに崩れながらも、何度もスピーチを止めながら語り、トランプ大統領に「敗北を認めて」と呼びかけた(「Lady Gaga Crying on the Success of Joe Biden」)。

「今朝から親になりやすくなりました。父親であることがより容易になりました。子供たちに個性が大事であると伝えやすくなりました。それに真実が大切であること、いい人間であることが大切だということも」

CNNのコメンテーターである黒人のヴァン・ジョーンズ(Van Jones)さんは、番組中に感極まって涙を浮かべながら語った。

「トランプか、トランプ以外か」の戦いだった

今回の大統領選挙は、終わってみれば選挙人獲得数はバイデン氏306名に対してトランプ氏は232名、得票数はバイデン氏が約7800万票に対してトランプ氏が約7300万票で、どちらもバイデン氏が上回った。民主党支持者にとってはバイデン氏が勝ったことのよろこびはもちろんだが、トランプ政権が終わるという安堵の気持ちが強いのが特徴だ(「Van Jones fights back tears: Result shows character matters」)。

勝利宣言を行って以来、バイデン氏は大統領就任に向けて着々と準備を進めている。一方のトランプ氏は投票の不正を訴えて戦う姿勢を崩していないが、徐々に外堀が埋まってきている。スタッフ間でもトランプ離れが進んでいて、トランプ一家の中でも意見が割れているという報道もあり、今後の動向が注目される。

バイデン氏の勝利が決まったとき、現地の反応はどうだったのか。リモート取材を行った。

「大きく言うと、今回はトランプ対バイデンの戦いというよりは、トランプかトランプ以外か、という戦いだったといえます。4年前は未知数だったトランプに投票してみようという人は多かったのですが、その結果、アメリカが分断されてしまったわけです。とにかくトランプ政権に終止符を打たなければという強い思いが、(ガガの)安堵の涙にもつながったのではないでしょうか」(現地ジャーナリスト)

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