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オークラはなぜ今、建て替えを決めたのか 背中を押したのは東京五輪だけではなかった

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公然の秘密だった建て替え話

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建て替え後の完成予想図

オークラの建て替え話は、最近になって出てきたものではない。築50年を超す現本館はいずれ建て替えが不可避。実は1年ほど前から、オークラの営業部隊の最前線では1~2年後の法人宴会など足の長い予約を受けないようになっていた。建て替えに向けた動きは、業界では公然の秘密だった。

それでも、今回の決断に至るまでには、いくつかのネックがあった。1つは、人手不足に伴う建築費の高騰だ。さらに、建て替え工事が進められる来年夏から3年半の間、増え続けるインバウンド(訪日外国人客)需要を取りこぼしてしまうことも懸念材料だった。

建て替え期間中の収入減も、二の足を踏ませる要因だ。再開業後に高水準のサービスを維持するには、既存の人員を維持するのがベスト。ただし、人件費率の高いホテル業界では、売り上げが減少すれば、たちまち人件費などの固定費が重荷となり、赤字転落に直結しかねない。

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