新型「レヴォーグ」実際買うならどのグレードか 付加価値の高い「アイサイトX」の必要性は?

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「STI Sport」系は、専用デザインの18インチアルミホイールやフロントバンパー&グリル、大型マフラーカッターなどのスポーティーな外装と、ボルドー/ブラックの専用カラー本革シートなどが備わり、特別感がプラスされている。

さらに減衰力を可変制御するZF製の「電子制御ダンパー」や、クルマの特性を「Comfort」から「Sport+」までの4つのモードと、各デバイスの特性を自由に設定できる「Individual」の計5パターンから選ぶことができる「ドライブモードセレクト」がスバル車として初めて装備している。

これらの専用装備のおかげで「STI Sport」系の走りのレベルは、明らかにワンランク高いところに位置している。もちろん「GT」系や「GT-H」系の走りが退屈というわけでは決してないが、積極的に走りを楽しみたいと考えるユーザーには太鼓判を押せる仕上がり言える。

新型レヴォーグの走りを存分に楽しむならSTI SPORT(写真:SUBARU)

新型レヴォーグらしさならSIT Sport EX!

新型レヴォーグらしさを100%楽しみたいと考えているのであれば、「STI Sport EX」一択となるだろう。車両本体価格は400万円を超えてしまうが、現段階でのスバルの最新技術の粋を集めたモデルに仕上がっており、それよりも高いプライスタグを掲げる輸入ステーションワゴンに勝るとも劣らない実力を兼ね備えている。

逆に極力少ない出費で新型レヴォーグらしさを味わいたいと思うのであれば、「GT-EX」がオススメだ。348万7000円という価格は「STI Sport EX」よりも60万円以上安くなるが、装備の面で大きな不満が出ることはないだろう。もちろんアイサイトX搭載だ。

もし「アイサイトX」は不要と考え、ベースグレードを狙う場合は、「11.6インチセンターインフォメーションディスプレイ&インフォテイメントシステム」を含むセットオプションを選ぶことをオススメしたい。27万5000円と高額なオプションではあるが、新型レヴォーグの内装にマッチした縦型の大型モニターがインストールされ、ナビはもちろん、スマートフォン連携もできるようになる。

実はこのオプションを選択しないユーザーのために、ディーラーオプションとして一般的な横長タイプの9インチビルトインナビゲーションが2種類用意されているのだが、どちらも30万円前後という価格となっており、上記のオプションよりも高額になってしまう。人気の車種だけに今後社外品も多く登場することは予想されるが、現段階で購入をするのであれば内装との調和のとれたメーカーオプション品を選ぶのが間違いないだろう。

国産では数少ないステーションワゴンとして大人気のレヴォーグ。フルモデルチェンジした新型では、アイサイトXをはじめとした最新技術も搭載し、さらに性能・質感も向上した。その中から自分のカーライフにマッチしたグレードを選んでほしい。

小鮒 康一 フリー(ライ)ター

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こぶな こういち / Kouichi Kobuna

1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とするが、実は現行車へのチェックも欠かさない。また、中古車販売店に勤務していた経験も活かし、中古車系の媒体でも活動中。できればどこへでもクルマで行きたいタイプで、電車移動は苦手な部類。通称「フナタン」。

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