伝説の評論家が告白、車選びに外せない新条件

少し例外はあるが、意外にシンプル

過去の愛車は錚々たる顔ぶれだが、そのほとんどに共通するものとは?(イラスト:LEON編集部)
クルマ選びのこだわりポイントは人それぞれです。モータージャーナリストとして、数々の名車に乗ってきたジャーナリスト岡崎宏司氏ですが、そのクルマ選びは意外にもシンプルな基準がありました。

昔から、僕はコンパクトなクルマが好きだった。なので、僕の愛車歴のほとんどはコンパクトで占められる。

本記事はLEON.JPの提供記事です

かといって、大きなクルマが嫌いかというと、決してそうではない。「アメリカン・ドリーム」をそのまま形にしたような、巨大で華やかな50~60年代のアメリカ車には憧れた。

高いテールフィンの2ドア・ハードトップ。ボディカラーもアイボリーとサーモンピンクの2トーンというド派手なモデルが、僕の愛車歴に名を連ねている。1957年型デソート・ファイアスイープだ。

今も、コルベットは当然のこと、アメリカンSUVもピックアップも大好き。

SUVなら、フォード・エクスプローラー、リンカーン・ナビゲーター、キャデラック・エスカレード辺り。ピックアップ・トラックなら、ダブルキャブのラム1500やフォード150辺りがいい。もちろん、エンジンはV8だ。

僕がもし、カリフォルニアや、アリゾナや、テキサス辺りで暮らしていたら、こうしたモデルを愛車選びのリストに載せるかどうか、大いに悩むだろう。

華やかな「アメリカン」にも強く惹かれる

今時の流れに逆行。ガスガズラーに乗る罪悪感は強く抱きながらも、「旧き佳きアメリカの象徴」の魅力に押し切られるかもしれない。

基本、コンパクトなクルマが好きなのだが、その一方で、青春時代の憧れだった、巨大でタフで大らかで華やかな「アメリカン」にも未だ強く惹かれる僕がいるということ。

デソートの他にもう1台だけ、、コンパクト好きの僕を血迷わせたクルマがある。デイムラーダブルシックス。手造りに近いような繊細さと美しさをもつ英国製大型サルーンだ。

美しさに加えて、「神秘的な!」とさえいえるような鼓動感をもつV12にも惹かれたのだが、これは、91年モデルと、日本への最終船積み車(93年)の2台を買った。

時に、基本的な考え方とは大きく異なる行動をとってしまう、、まぁ、思い当たる節がおありの方も少なくないはずだ。

さて、本題に話を進めよう。

僕が初めて4輪を買ったのは1959年。19才の時。記念すべき「人生初の愛車」に選んだのは「ルノー・4CV」だった。

なぜ、ルノー・4CVだったのか、、理由を挙げると、、コンパクトで、オシャレっぽくて、楽しくて、いい感じのブランドで、(もちろん安くて、も理由に入る)、、ざっとこんなところになる。

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