1位は3年連続で協和エクシオ。上昇率は9.46 %だった。電気通信工事を行う同社は総合ランキングが11年374位、12年153位、13年120位と急上昇し、14年は98位と100位入り。CSR得点の平均上昇率は21.60%で財務得点上昇率0.54%とあわせて高い成長となった。
昨年の得点と比べると、人材活用で78.5点→81.6点、環境74.0点→89.9点、企業統治+社会性86.4点→91.5点、財務229.6点→235.5点とすべてアップ。特に環境の15.9点の伸びが目立つ。業種別ランキングも7位(水産・農林業/鉱業/建設業)と昨年9位から上昇。CSRで業界を代表する企業となりつつある。
伊藤園は人材活用に課題と伸びしろあり
2位は伊藤園(上昇率7.85%)。11年381位、12年293位、13年152位、今年150位と順調に順位を上げてきた。14年の各得点は人材活用67.1点、環境87.0点、企業統治+社会性90.2点、財務233.2点と、人材活用の分野では、さらに伸びる余地がありそうだ。
ISO26000に即した7項目について、KPI(重要業績評価指標)を設定。CSRの重点テーマとして「環境」、「消費者」、「コミュニティ」を設定し、環境、企業統治+社会性の分野は高い水準にある。人材活用を他項目のように伸ばすことができれば、2015年以降は、さらに高評価になりそうだ。
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