ヘッジファンドは、これからどう動くのか?

日本株のマーケットも、5月病?

渋澤 今の日本の株式市場も、これと全く同じです。アベノミクスで何かが変わるという期待感で、日本株に投資した投資家は非常に多いでしょう。恐らく、昨年1年間の株式市場は、まさに期待感いっぱいのところで、57%もの上昇率を記録しました。でも、アベノミクスに対する期待感が剥落して、市場参加者もどうすれば良いのかわからず、様子見せざるを得ないというのが、今の日本の株式市場だと思います。

秋田から、日本が変わる?

中野 そういう新人君に夢を与えて、もう一度、頑張ろうって気持ちにさせるためには、企業の中に人を育てていくという雰囲気を作り上げていく必要がありますね。

個人投資家にコツコツ投資を説く「草食投資隊」の地道な活動が、いま実り始めている(セゾン投信社長中野晴啓さん(左)、コモンズ投信会長渋澤健さん(中)、レオス・キャピタルワークスCIO藤野英人さん(右)

藤野そうそう。さっき、投資不足の話が出たけれども、ここでいう投資設備というのは、生産設備のような機械などへの投資だけではありません。人への投資も含まれますが、日本人はその投資も長年、怠ってきました。

特に若者については、企業も、あるいは社会も、放置したままで長い年月が過ぎてしまった。これが、日本経済にとってはボトルネックになるでしょう。

中野 長期間、人への投資を怠った問題がこれからクローズアップされるということですか。この問題の解決は結構、大変そうですね。

藤野 7月に「草食投資隊秋田ツアー」ということで、秋田に行くじゃないですか。秋田銀行で今、レオスのファンド(ひふみプラス)を取扱って頂いているのですが、長期投資に真剣に取り組んでいて、秋田から長期投資を全国に広げようと考えているんですよ。秋田県といえば、人口流出に高齢化という、まさに日本が抱えている問題の縮図みたいなところなのですが、長期投資を活用することで経済が活性化されるのかどうか、ちょっと興味ある試みだと思いませんか。

渋澤 じゃあ、その時には、この「草食投資隊をフォローせよ」の座談会も兼ねて行いましょう!

中野藤野 賛成!!

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