投資のプロが断言「日本の経営者、ここが問題」 投資の見方が180度変わる「世界の当たり前」

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

ケイ:ちなみに、日本で普通に売られている世界株式に投資する投資信託を使えば、誰でも簡単に明日から「世界のトップ企業の株主」になることができる。過去、たくさんの日本人が世界株の投資信託を買ったりして、世界のトップ企業の経営者と「同じ立場」に立ち続けていたら、今の日本は「もっと豊か」になれただろうね。

株式投資は誰でも参加できる「公平でお得なシステム」

ケイ:世界トップ企業の経営者は、ある意味、世界でいちばん優秀な人たちといえる。そして「一般市民」と「世界の一流企業の経営者」を同じ立場にすることが、世界の株式投資の当たり前なんだ。株式投資は怖いものどころじゃなく、僕はとても公平でお得なシステムだと思っているよ。

姫野:たしかに! ごく普通の一般市民である自分が、強力な武器を持てる感じがします。えーと、今日の話をわかりやすくまとめると、大切なことは次の3つですね。

①社会の豊かさを増やすかどうかが、その金融商品の利回りを決める
②先進国では国(国債)よりも民間企業(株式投資)が社会をより豊かにしていく
③株主と経営者が同じ船に乗ることが、世界の株式投資の「当たり前」

ケイ:そのとおり。最後にこれだけ付け加えておこう。「株式投資をギャンブル」と考える人や、「株主と同じ立場」に立たない日本企業の経営者は、日本の「豊かさ」を大きく減じている。

これからの時代は、ただ働くだけじゃなく、お金による社会参加によって民間企業を応援・モニタリング(投資信託などを通じた株式投資)することが、社会を豊かにするために極めて大事だ。

今までのように日本人が「投資の本質」から目を背けていると、日本の相対的な豊かさは世界に大きく後れをとってしまうだろう。だから、世界の「当たり前」や「投資の本質」を理解して、行動してほしいんだ。当面は、世界の株式へ投資をしていこう!

姫野:はい。今日は「長い目」で見た金利と株価の仕組みや、株式投資の「当たり前」がよーくわかりました。

ケイさんがいつも言っている「投資→成長→豊かさ」をよく理解して、自分とお金を「そのサイクル」に参加させ続けることが大切ですね。投資信託で「世界のトップ経営者と同じ立場」に立てることもよくわかりました!

加藤 航介 WealthPark研究所代表/投資のエバンジェリスト

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

かとう こうすけ / Kosuke Kato

WealthPark研究所代表/投資のエバンジェリスト。国内外の投資会社でファンドマネージャーなどの要職を20年経験後、人生とお金の研究・教育を行うWealthPark研究所を設立。英米で10年を過ごし、世界30カ国以上での投資調査の経験を持つ。二児の父。米国コロンビア大学MBA修了(経営学修士)。米国公認会計士、ファイナンシャル・プランナー、証券アナリスト試験に合格。一般社団法人 投資信託協会「すべての人に世界の成長を届ける研究会」客員研究員。渋谷教育学園渋谷中学高等学校「お金と投資の専属講師」。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
マーケットの人気記事