ずん・飯尾和樹「アドリブのNGは生きている証」 苦節20年で培われた、ぺっこり低姿勢
『クロサギ』(2006年)、『おんな城主直虎』(2017年)、『アンナチュラル』『半分、青い。』(ともに2018年)……など、近年は俳優としての活躍も目覚ましい。現在放送中の人気ドラマ『私の家政夫ナギサさん』(TBS系)では、医薬品卸売会社の営業課長役。メイ(多部未華子)の重要な情報源となっている。
「そんなそんな。俳優さんの仕事なんて、僕にはおこがましくて。役の違いなんてほとんどわからないし。飲み物でいえば、炭酸か炭酸じゃないかくらいの区別しかできてませんし。ストイックで、終わってからも役から抜け出せない俳優さんもいるって言うじゃないですか。僕なんて、現場を離れるころには、元の飯尾に戻ってますから」
と、謙遜の嵐。主演などは狙っていない?
「ないですね。ただ両親が『男はつらいよ』の大ファンで。映画館によく連れていってもらったので、ああいう喜劇はやってみたいですね。あと1回、刑事役はやってみたい。令状持って“はい、触らないで”とか。『警察24時』とか大好きなんです。あ、けっこうあるじゃないか!(笑)」
NGってあるんですか?
どんなキツイ仕事でも笑顔で引き受けるイメージがあるが、飯尾がNGを出す仕事もある?
「あの……スカイダイビングとバンジージャンプですかね。高いところが苦手なので、それだけは迷惑かけちゃうかなって。スカイダイビングで1回ヒモを引っ張って、それがダメだったら終わりじゃないですか。ノーチャンスなのはダメなんですよ、死にたくないので。それ以外であれば、来た仕事は何でもやると思いますね」
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら