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芸人ヒロシが"集団の掟"から抜けて掴んだ境地 楽しいはずのキャンプが違和感だらけだった

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  • 小沢 あや ピース株式会社代表 編集者
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ピン芸人としてのブレイク時、最高月収は4000万円。家賃40万円以上のマンションに住み、高級外車に乗る生活を送っていた。見えを張るために、たくさんのお金を使っていたそうだ。

ソロキャンプで自分に必要なものがわかった

それが今では、質素なキャンプ道具でも満足できるようになったという。ヒロシさんは、人気アウトドアブランドにはこだわらない。ソロキャンプに持って行くのも、独自の視点で選んだお気に入りのアイテムばかり。時には、フリマアプリも駆使して売買するというから驚きだ。

『ヒロシのソロキャンプ ~自分で見つけるキャンプの流儀~』(書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします)

「ソロキャンプに目覚めてからは、小さなアイテムを1人分だけ持っていけばいい。ずいぶん気軽になりました」

もともと、1人用のキャンプ道具があるとも思っていなかったというヒロシさん。後輩を引き連れていくために買った最初のテントは、6人用の大型のものだったという。押入れのスペースを占領するのが苦痛だったそうだ。一時期は華やかな暮らしをしていた彼が、なぜシンプルな装備のキャンプに適応できたのだろうか?

「結局、1人だと人の目を気にせずに済むからですよね。見せびらかそうとか、SNSで映えるものがいいとか、見劣りしないテントを……と考え出すと、きりがない。食材も、昔は加減がわからずたくさん買って余らせてしまうことがありましたけど、今では自分の身体と向き合って、適切な量がわかるようになりました」

1人の男の価値観をガラリと変えた「ソロキャンプ」には、自分セラピー的な効果もあるかもしれない。

(後編に続く)

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