投資のプロが新入社員に薦める「最高の副業」 「投資の視点」で見ると「やるべきこと」が見える
ケイ:副業は、「目的」があって「時間と責任」をコントロールできれば、誰にとってもいいことだと思うよ。本業で触れ合わない人との交流を持つことで視野が広がるし、本業では積めない経験を効率よく得ることもできるだろう。もちろんお金ももらえるわけだしね。
姫野:でも、今の私は「本業」で覚えることがいっぱいで時間もとれないし……。副業に手を出すのは難しそう。
ケイ:姫野さんは副業を「就業時間後や休みの日に時間給で働く」ことだと考えているようだけど、そんなことはない。「副業」を「大きな視点」で捉えてみよう。それは、いつも学んでいる「投資」と同じことだよ。
「自分を成長させる副業」で将来を豊かに
姫野:「副業」と「投資」が同じ? あっ、それって、いつもケイさんが言っている「投資→成長→豊かさ」のサイクルのことですか?
ケイ:うん。副業というのは、「目の前のお金や貯金を増やすため」じゃなくて、「自分の人的資産を長期で大きく増やす、新しい手段」として使うべきだと思う。この、「資産を長期で増やしていく」視点は、投資で大切なこととまったく同じだよね。
姫野:ふむふむ。投資の視点で考えると、副業ってどんな種類があって、何がおすすめですか?
ケイ:オーケー。自分の真の資産ポートフォリオは2つの資産からできているので、副業も「①人的資産系の副業」と「②金融資産系の副業」に分けられる。
姫野:なるほど、副業にも2タイプあるわけですね。
ケイ:そう。まず、「①人的資産系の副業」を考えてみると、どういう副業が「コスパのいい副業」だろうか?
姫野:はい。えーと、単に土日にどこかのお店でアルバイトするような副業は、「人的資産を増やす」っていう意味ではコスパはよくないですかね。すごく時間がとられますし。
ケイ:そうだね。基本的には、「単に自分の時間を切り売りして、目先のお金を稼ぐだけの副業」はおすすめしない。「本当にコスパのいい副業」は、「今の仕事で積めない経験で自分を成長させ、将来の自分をより豊かにしていくこと」だ。
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