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キャリア・教育 #高城幸司の会社の歩き方

次世代リーダーに必要な3つの条件 誰も教えてくれない、経営幹部への道

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  • 高城 幸司 株式会社セレブレイン社長
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現場が悩む「リーダー不足」

当方のキャリアを振り返っても、次世代リーダーに求められる条件を備えよ……と指導してくれた上司は、仕えた中ではごくわずかでした。大抵の上司は、

「とにかく、目の前の仕事に専念すれば、道は開ける」

といったように、考えていた気がします。おそらく、みなさんの上司も大抵は同じでしょう。でももし、あなたが将来は経営幹部を目指したいと思っているなら、次世代リーダーに選ばれるための“準備”を怠らないようにしてください。

一方、取材してみると、「次世代リーダーになりそうな人材がいない」「経営者としてのポテンシャルを感じさせる人材が不在」と嘆く会社ばかりでした。それを裏付けるように、産能大学の調査によると、次世代リーダーを確保できていない企業が全体の4分の3超との回答が出ています(ちなみに、海外展開している企業のほうが、次世代リーダーの不足感が強いようです)。

会社は、この状況に対して、どのように対処したらいいのか。対処法は

1. 候補がいないから中途採用する

2. 頑張って、何とか社内育成する

この2つしかありません。では、中途採用で次世代リーダーを採用するのであれば、自社よりレベルの高い新卒採用をしている、あるいは高いレベルで人材育成を行っている企業から引き抜くのがベストな方法。特に成長スピードが早いベンチャー企業などでは、人材育成をしている時間がないため、中途採用を選択するケースが目立ちます。

取材したネット系企業は創業10年目。次世代リーダーを育成する必要性を感じたものの、社内には候補者が不在だったそうです。そこで、外資系のコンサルティングファームでビジネスフレームや経営的な視点をたたき込まれた人材をヘッドハント。次世代リーダーとして経営企画で育成しています。同じようにコンサルから次世代リーダー候補を中途採用している会社に、頻繁に遭遇します。

ただ、一般的な企業では、次世代リーダーは社内で育成するすることを好む傾向があります。次世代リーダーには、人を動かす力が問われます。人を動かすためには、会社の掲げるビジョンや風土を十分に理解することが必要。それを理解する時間を考えて、外部から人材を採用しても難しいと感じるのでしょう。

リーダー育成プログラムのトレンドは?

そこで、会社側は、社内で次世代リーダー育成プログラムを行ったりします。まさに、経営幹部としての力を身に付けるために、必要なことを学ぶ機会。先ほどの産能大の調査によると、次世代リーダー育成に取り組む企業が増え、“選抜型育成”を行っている企業が半数を超えているとのこと。

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【リーダー育成のトレンドは?】

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