日大ラグビー暴行の「釈明」に疑問だらけの訳 部長コメントは保身最優先、大学はだんまりか
このニュースを知ったほとんどの人が「またか」と思ったのではないでしょうか。
日本大学ラグビー部の元ヘッドコーチによる暴力行為が発覚。しかも、その内容が耳を疑うようなものばかりだったのです。部員らがまとめた報告書や証言をもとに報じられているものを下記に挙げていくと……
「アメフト部悪質タックル」も記憶に新しいのに
まさに傷害罪、強要罪、脅迫罪、さらには未成年者飲酒禁止法違反に該当する悪事でした。日大ラグビー部は1928年創部で、2度の学生王者に輝いたこともある名門。また、一昨年5月の「アメフト部悪質タックル騒動」も記憶に新しく、日大は「学生ファースト」の競技部改革を提唱したばかりだけに問題の根深さを感じさせます。
言語道断の悪事を繰り返した元ヘッドコーチに非があるのは当然ですが、これは学生の部活動に限らず、多くの人々が集う組織では想定しておかなければいけないリスクに過ぎません。重要なのは、それを未然に防ぐ日常的なガバナンスと、問題発生時の速やかなアクションであり、この点で日大とラグビー部の対応には疑問を抱かざるを得ないものばかりだったのです。
現在、日大ラグビー部の公式サイトには、部長の名前で次の文章(全文)が掲載され、他のページが見られないようになっていますが、疑問を抱かざるを得ない理由がここに凝縮されていました。
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