子供の教育費を払いながら老後資金を貯める方法 JKと考える「withコロナ時代」のお金計画
花実は早速、エマ先生に注意深く確かめながら、以下の「人生プランシート」の空欄に、両親から聞いた数字を埋めていく。
今30歳以下なら100歳まで生きることを想定
花実の父は現在48歳。60歳が定年だけど、継続雇用で65歳まで働く予定だ。母は45歳で現在派遣社員。でも、頑張って正社員になって65歳まで働きたいと言っている。ということは、父はあと17年、母は20年働くことになる。
「現役年数(a)は、パパとママ、共働きだけど、どっちを入れるの?」
「夫婦合算して考える場合は、収入の多いほうの年数を入れましょう。老後年数(b)は寿命が長いほうを入れてね」
ということは、大里家は、「現役年数(a)」は、パパの年数「17年」を入れて、「老後年数(b)」は、寿命が長いだろう女性のほうで、95歳くらいまで生きることを想定する。母のほうで、「33年」だ。
「今30歳以下の人は100歳まで生きることを想定しておいたほうがいいわね」
「人生100年時代だもんね」
「今後の平均手取り年収」に入れる金額は、2人の今後の年収の推移をざっくりこんな感じで出して平均した。父の収入は、コロナによる業績悪化で低下してしまった。
花実は、人生プランシートをもとに「人生設計の基本公式」に数字を入れていく。
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