SNSで仕事を広げる人が実践する鉄板のコツ5選 自分のメモを起点に発信方法を人と少しズラす
著者がFacebookやTwitterをしているなら相手の名前や本のタイトルのハッシュタグをつけて発信したり、思いきって本人にメンション(メッセージを送りたいユーザー名の前に@をつける投稿方法。相手に通知が行くので気づかれやすい)を飛ばしたりするのも手です。発信に気づいてもらいやすくなります。ただし、発信のタイトルを本のタイトルとまったく同じにしていると、一見、ECサイトのリンクに見える可能性もあるため、発信の際は興味をもたれるタイトルを新たに考えたほうがいいでしょう。
もっとも、これらの工夫をしたからといって、最初から反応を期待しすぎるのは禁物です。準備はしっかりしつつ、淡々と「メモ」を発信していくのです。
はやりものや新しいもの、話題のものに飛びつくのは、コミュニケーションの量を増やす1つのセオリーです。多くの人がその情報を求めているので、実際に体験・使用した感想を発信すると、コミュニケーションが生まれやすくなります。
新商品や新サービスが出たときはいいタイミングです。前述のように企業側も発信してくれる人を探していますし、ユーザーの反応を気にしています。向こうから発信を見つけてくれたり、シェアやコメントをしてくれることもあるでしょう。
スタートアップだと、なかなかメディアに取り上げてもらえない、商品やサービスがひろまっていかないことも少なくありません。それをいち早く発信すれば、よろこばれるはずです。印象に残れば、何かしらのお声がかかることもありえます。
手当たり次第試す必要はない
もちろん、興味がないものを取り上げる必要はないし、まったく関係ないものまで手当たり次第、試すことはありません。それでも、好奇心をもってネタを探していると、思わぬコミュニケーションが生まれるかもしれません。
マスに受ける話題を取り上げるより、ニッチな話題で発信するのもズラすコツの1つです。例えば、世間がある話題でもちきりだからといってその話題だけで書くより、その話題もからめてあなたの業界や専門分野の話題を書くほうがその人らしい発信になりますし、キャリアアップにいい影響をもたらしてくれます。
その分野の専門家、第一人者でなくとも「語るにふさわしい人物」として認識され、連載やイベント登壇の話がきたり、仕事につながったりという可能性がひろがります。適切なテーマや分野を選んでいれば、自分にしかできない発信もできます。
例えば、ベンチャー企業の採用担当者が新卒採用について何か書きたいとします。「新卒採用はどうあるべきか?」だとテーマが広すぎます。もっとくわしい、適切な専門家がすでにいるかもしれません。しかし、「10人規模のベンチャーにおける新卒採用のポイント」とテーマを絞ったらどうでしょうか。大企業の採用担当者には語ることのできない、その人ならではの発信となるはずです。
中堅や若手であっても、その立場の人の話を求めている人は世界中のどこかにいる。そう考えれば、発信の切り口はいろいろと思い浮かぶと思います。自分がもっとも得意とするテーマに思いきり絞って発信するのです。
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