韓国のタクシー運転手さんは、超おしゃべり?
私は先週、ソウルにいたわけだが、韓国のタクシー事情も紹介しよう。韓国では模範タクシーという大きな黒塗りのリムジンのようなタクシー(普通のタクシーの2倍以上の料金)と、普通のタクシー(これは安くて、価格は日本の3分の1のイメージで、確かに1年働いても2万ドル程度にしかならないらしい)、それと最近、増えている英語を話せる外国人観光客専用の黄色いタクシーの3種類に大別される。
韓国は何かと国際化のために外国語の学習に熱心だが、タクシーの運転手さんでも英語や日本語を話す人がけっこう多い。また、代理運転という、自分の車を代わりに運転してくれる運転手さん派遣サービスも一般的である。
ちなみに日本と異なり、夜などは行き先を言って断られることも多い。ソウルなどは通勤時間と週末金曜は渋滞が最悪で、タクシーで行くと待ち合わせに絶対遅刻する(少なくとも私は)ので、ぜひ注意しよう。
なお韓国の運転手さんは非常におしゃべりな人が多く、さまざまな会話を挑んでくる。こちらが渋滞にやきもきしてイライラしているときに、「ほら」とチョコレートをくれようとしたり、「もっと早く出ないから、渋滞に巻き込まれるんだよ。なんでもっと早くホテルを出なかったの? ねぇ??」などと説教されたときは、さすがにこちらも発狂したものである。
中国・香港のタクシーは巨大音量で携帯通話
続いて中国のタクシー。これはまず車が小さいのに運転手さんの声はでかく、また運転しながら巨大な声で電話で話しまくるので、不快になることも多い。こっちがもっと静かにするよう促しても、大声で反撃される始末である。まぁ、もちろん、いい運転手さんもたくさんいるわけだが、平均値というか中央値をとると、でっかい音で音楽をかけながら、巨大な声で携帯電話で話し込むといった、まさに傍若無人な態度に驚愕することがある。まぁ、それでもまだ非常に安いので我慢するよう努めるのだが、香港とかになるとさらに運転手さんのたちが悪い。
香港のタクシーは、まず行き先次第で平気で乗車を拒むし、値段を何倍にも釣り上げてきたりする。週末のランカイフォンなどでのクラブタイムに、香港島から九龍のほうに向かうと、そうとうぼったくられると思って間違いないだろう。加えて中国大陸の人に比べてもさらに声のボリュームが大音量で、かつすぐ怒り出すので、私は目的先につくまえに運転手さんにたたき出された経験が2回もあるくらいだ。日中はほかの仕事をしながら夜はバイトでタクシー、みたいな方もけっこういるのだが、これは対応もまっとうなことが多い。
しかし、比較的高齢で、英語も話さない超ローカルな運転手さんだと、彼らを怒らせないよう細心の注意を払ったほうが、あなたのためであろう。なお中国の本土の影響が強くなり大陸から人が流入しているからか、香港のタクシーは今や、全然英語が通じないことも多い。
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